最悪の一日

１年365日。幸運続きの１日もあれば、やることなすことうまくいいかない日もある。きのう18日がそうだった。
あまり大きな声では言えないが、私は来月より、勤務地が変わることになっている。現在の職場にイヤなやつがいて、異動を申し出たら通ったのだ。私は弱虫なので、職場のパワハラには耐えられないのである。逃げます。新天地の職務環境はかなり悪くなるが、そいつと顔を合わさないだけマシだ。
ところがきのう、私が抜ける職場に、敬愛する先輩が異動することが分かった。私は、その先輩がいる部署に異動する。何のことはない、私と先輩が入れ替わっただけなのだ。
いやいや、あんな雰囲気の職場に、先輩を行かせられないって！
だが先輩は「大沢さんが（異動によって）幸せになるならいいよ」と、さらっと言った。
私の異動申し出は大悪手だったのか。こんなことなら、私が会社を辞めちゃえばよかった。
不幸はまだつづく。私の不勉強がもとで、何人かの人に迷惑を掛けてしまった（このあたりの記述がボンヤリしていて申し訳ないが、あまり詳しく書けない事情もある）。
さらに、キャッツアイ（道路鋲）に躓いて、盛大に転んでしまった。朝から何回か躓いていたのだが、今回は駆け出した直後だったから、勢いがついていた。地面に顎がぶつかりかけ、メガネも飛びそうになった。制服の左膝の部分が薄くなり、右の白手袋がボロボロになってしまった。それによって、またも他者に迷惑を掛けてしまった。
さらに気が付くと、右の革靴の底の、親指あたりのところが抜けていた。
まあこの革靴はだいぶ履いていたから底が薄くなっていたのだが、今回の衝撃が決定打となったようだ。
極め付きは、その数時間後。今度は、よそ見をして歩いていて、壁にぶつかってしまった。ちょうどメガネの右のツルの部分が当たり、メガネが外れた。近くにいた人が、心配そうな顔をしていた。
幸いレンズは何ともなかったが、右のツルが広がってしまった。
改めて掛けてみると、右の視界が微妙に歪み、耳にかかる部分がゆるゆるだった。
なんだかもう、朝からボロボロである。こういう日があるんだなと嘆いた。

きのうはそろそろと帰宅し、きょうパリミキに行ったら、メガネを無料で直してくれた。パリミキには20年近く前、３割引のメガネを買ったら割り引いてくれなかった前科があるからアレだが、今回の件は素直に感謝したい。