一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

殊勲の銀星3個

2023-11-04 23:42:34 | 将棋雑記
10月31日に行われた第6期清麗戦予選で、島井咲緒里女流二段が清水市代女流七段に勝ったのにはビックリした。
清水女流七段はタイトル43期のレジェンド女流棋士。白玲戦・女流順位戦ではC級に甘んじているが、私の世代ではまだ清水女流七段に最強のイメージがあり、LPSAの中堅女流棋士相手なら、その威光が通用すると思っていた。ところが結果はかくのごとくで、斜陽の清水女流七段を痛感したのである。
もっとも島井女流二段もツボに入れば強い(当たり前だが)。指導対局では早見え早指しで、急所に手がつく。それが公式戦で如何なく発揮されれば、大豪・清水女流七段だって吹っ飛ばされる。ぜひ実戦譜を鑑賞したいものだ。
驚いたことといえば、24日の同じく清麗戦予選で、磯谷祐維女流2級が、香川愛生女流四段を破ったこともそうだ。
香川女流四段については、改めて述べるまでもない。女流王将2期の強豪で、前期女流王将戦では挑戦者になり、里見香奈女流王将と激闘を繰り広げた。
その元女流王将に勝ったのだから、磯谷女流2級は大いに自信を持ってよい。
さらに書けば16日にも、やはり同じ清麗戦予選で、上川香織女流二段が山口恵梨子女流二段に勝ったのだ。
山口女流二段も、ふだんからニコニコしているからアレだが、なかなかの実力者である。その山口女流二段に勝つとは、上川女流二段の身に何があったのだろう。
上川女流二段は8月24日にも、元女王の矢内理絵子女流五段に勝っている。まあ矢内女流五段は子育てに忙しく研究どころではないからアレだが、それでも簡単に勝てる相手ではない。
まあ島井女流二段と上川女流二段は、今年度成績が3勝6敗と3勝7敗で、たまたま勝っただけ、ともいえる。
しかし磯谷女流2級は6勝4敗で、一応勝ち越し。何より山口女流二段、加藤圭女流二段と、ウルサイところに勝っているのが大きい。
私が恐れているのは来年で、彼女に倉敷藤花戦で勝たれるとマズイ。
「勝手にマッカラン勝負」を開催するかどうか、本当に迷いが生じてきた。
コメント (2)
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