一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

2023年九州旅行・4

2024-01-25 00:08:08 | 旅行記・九州編
私はアーケード街に戻り、行きのときに見つけた「資さんうどん」に入った。はま寿司だけでは腹が減って、とても朝までもたなかった。
資さんうどんは北九州市発祥のチェーン店で、「秘密のケンミンSHOW極」でも紹介されたことがある。
注文するは「ごぼ天うどん(490円)」である。これもタブレットでの注文で、大盛り(110円)、ネギ多めとした。
ごぼ天うどんは、安定の美味さだった。九州はとんこつラーメンより、うどんである。
大いに満足して、ホテルに戻りチェックイン。最初の受付のとき、いままで私は東横インで10泊以上しているのだが、(規定で)1泊無料で泊まれるか否かを確認した。結果は「OK」とのことで、安心した。
部屋は11階で、私には無駄なツインベッドだった。ひとりで泊まるツインベッドほど虚しいものはない。
とりあえずシャワーを浴び、翌日のフェリーの時刻を調べたりし、午前2時ごろ就寝した。

翌15日。東横インは朝食が無料なので、頑張って早起きする。おかげさまで熟睡はできたがせいぜい4時間程度で、いかにも短い。短時間の滞在ならホテルよりネットカフェのほうがお得で、6,600円を時間で割ると、相当に割高になる。だけど熟睡できたから佳しとしよう。
1階に降りると、6時半からの食事にも関わらず、何人も先客がいた。食事は器がパックで、そのままフタをして自室でも摂れるようになっていた。この思いやりが東横インの真骨頂で、宿泊客の心をうまく掴むものだと思う。
私は1階でそのまま朝食を摂る。といっても結構急ぎ気味である。美味しくいただき、6時50分ごろにはチェックアウトした。
さてきょうはまず、バスで熊本港まで行く。それは熊本バスセンターを通るが、ホテルからの道が判然としない。大体の方角は分かるが、バスセンターも広く、乗り場を間違えてロスタイムしたらアウトである。
バスは熊本駅前を通るので、ホテル前の通町筋電停から、路面電車に乗ることにした。なお、市電も「旅名人きっぷ」で利用できる。
07時03分発のA系統に乗り、熊本駅前に着いた。ここから熊本港までは九商フェリーの無料シャトルバスが出ている。その逆ルートは何度も利用したことはあるが、ここ熊本駅からはない。ただ、これは前日までの予約が必要で、私は当然していない。よってバスを利用するしかない。結局、何をするにも準備が必要なわけで、行き当たりバッタリの行程は損をするのだ。
路線バスは定刻を3分遅れの07時40分に出発し、タイム30分で、熊本港に着いた。
受付でチケットを買い、08時30分のフェリーに乗る。前夜の調べでは、これで13時前には、川棚に着く。
実はそのあとの09時55分の便でも、13時の川棚には遅れるものの、遅刻の範疇で済むと思っていた。
ところが15日はフェリーのドック入りがあり、この便はなし。下調べをせず09時55分の便に甘えていたら、大変なことになっていた。
フェリーに乗ると、かもめが周りを飛んでいた。むかしだったら夢中でカメラに収めたものだが、いまは記念写真的に2~3枚撮るのみである。
タイム1時間で、島原港に着いた。あんでるせんにお世話になってから、何度島原港を訪れたか分からない。今年も島原港は健在である。
さて通常なら島原鉄道に直行だが、私は隣の駅に向かう。その途中に郵便局があり、そこで貯金をするからである。「島原湊町郵便局・1215円」。
そのまま島原船津駅に着いた。本来なら始発から乗りたいところだが、知らないローカル駅から乗るのもいいものである。
駅は小さいが待合室もあり、綺麗なトイレも併設されていた。ここで用を足せたのは大きかった。
壁には「開運!なんでも鑑定団」のポスターが貼ってあった。2024年2月25日、島原文化会館での収録で、お宝を募集しているが、期限がきょう12月15日だった。お宝は集まっただろうか。
列車が来たので、乗る。車内はガラガラで、私を含めて2、3人しかいなかった。なお島原鉄道ももちろんフリーパスで、終点の諫早までは通常で1,520円かかる。
列車はひと駅ごとに乗客が乗り、結構混んできた。これはいいことである。旅行者が年に1回乗るより、地元の人が何度も乗らなければ、ローカル線の未来はない。
私はボックスシートに座っていたので誰かが座ってくれないと困る。しかし、みんな私を避けてしまう。こんなことなら、さっきおばちゃんふたりが乗ってきたとき、私がロングシートに移ってしまえばよかった。
幸いその後、私のハス向かいに客が座り、まあまあの状況で11時20分、列車は諫早に着いた。
次の大村線は11時38分だからあまり時間はない。高架の駅舎から外を見ると、駅前にあった旧バスターミナルは、綺麗に撤去されていた。その手前にあったスーパーマーケットを含め、思い出の地がまたひとつ姿を消したわけだ。
区間快速シーサイドライナーに乗る。2両編成のYC1系で、これはロングシートが主体なので、味気ない。
列車は定刻を1分遅れの12時21分、川棚に着いた。が、どうも様子がおかしい。まず、駅の1番線は草木が生え、使用不能になっていた。
改札口を抜けると、何と無人駅になっていた。以前も夕方5時までの営業だったからついに来るべきときが来た感じだが、川棚程度の駅でも、経費削減の対象になるのか。
とりあえず昼食である。最近は駅前にある「まゆみ」を利用している。今年はランチを注文した。カレーライスにクリームコロッケ、ゴボウスープで、これで850円は安かった。
川棚バスセンターでトイレを拝借すると、もう入店の時間である。予約のお客が吸い込まれ、私もあとに続いて入店する。当然ながら1年ぶりで、懐かしい。この間いろいろあったが、無事ここに還ってこられたことを幸運に思う。
入場料は今年も1,000円である。コロナ禍は収束したとみていいが、あんでるせんはまだ食事の提供を再開していない。まゆみのカレーライスも美味かったが、あんでるせんのレトルトのようなカレーもクセになるのだ。
私の整理番号は24番。この番号以降は25番の女性があるのみだった。満員は31名なので、まだ数名余裕がある。とすると、あれからさらにキャンセルがあったのだろうが、補充はしなかったのだろうか。
お客は例年にもまして女性が多い。カウンターはすべて女性で占められ、男性の数はわずかだ。ママさんがお冷を提供してくれ、しばらく経つと「小銭を用意してください」と言った。私は小銭のみならずお札も3種用意しているが、お店もずいぶん親切になったものだ。
私はお冷を口に含むと、さっそく配置となった。
私は立ち席のいちばん左。もはや私の定位置だ。男女の配置は以下の通り。

 マスター
 ○○○○○○
◎○○□○○○□
○○○○○○○○□
  ○○

ほどなくして、マスターがカウンターに現れた。
(31日につづく)
コメント
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