一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

2017年ゴールデンウィーク旅行・5

2017-10-26 00:20:54 | 旅行記・G.W.編
(23日のつづき)
少し歩くと、やや潰れた自動車があった。物損事故があったようだ。私も1月に事故を起こしたから、他人事ではない。警官が4人いたが、ずいぶんものものしい。ちなみに私の時は警官が2人きた。
あの事故がなかったら、工場ももう少し存続していたかもしれない…。私は再び落ち込んだ。
何となく繁華街に入る。その外れに屋台があり、「やたい劇場」なる貼り紙を掲げて、150円のたこ焼きを売っていた。テレビにも紹介されたことがあるらしく、けっこう客が買っている。私も1舟買うと、6つ入り。たこ焼きは大きく、美味かった。
たこ焼きもピンキリだが、経費を徹底的に削れば、驚くほどの価格が設定できるのだと思った。
昼食の繁忙期は過ぎたが、食べ物屋には人が多い。「長田屋」なるお好み焼きの店では、店頭に行列ができていた。が、並んでまで入らない、が私のポリシーなので、ここはパス。
その左の「藤原ラーメン」もよさそうだが、今はラーメンを食べる気分ではない。
「松のや」なる店が美味そうなカツを提供していたので、そこに入る。私はかつ丼(490円)にする。まずまず美味かったが、食べているうち、ここが松屋フーズ、すなわち牛丼の松屋の系列店であることが分かった。
旅に出てまでチェーン店か。とかいって、松屋は旅先でも利用しているのだが。
「ひろしまフラワーフェスティバル」会場に戻ることにする。途中の元安川の袂では、マダムがフラダンスを踊っているのが見えた。ここも博多どんたくと同様、あっちこっちでイベントをやっているのだ。
平和記念資料館近くのカーネーションステージでは、16時から八神純子のステージがある。その途中の公園や道路には多くの花壇が設えられていて、タイトル通りだ。
ステージ前はものすごい観客だった。現在八神純子はリハーサル中だったが、それだけで私は感激である。
改めてステージ開始。司会の男性が、プロ野球・広島×中日戦の途中経過を報告する。
「6回裏を終わって6対3で広島のリードです。逆転の広島です!」
博多どんたくのカヤノアナウンサーと同じノリだ。
私はスマホで、今晩のビジネスホテルを調べてみた。明日は博多だからなるべく西へ行きたいが、徳山のビジネスホテル2軒が、いずれも満室になっていた。朝調べた時は空いていたのに! あー、その時予約しちゃえばよかった。
が、その時一軒のホテルが「復活」したので、すぐ予約を取った。というわけで、今夜の宿泊地は徳山となった。
八神純子が再び登場した。八神純子といえば私の青春時代のスターで、現在はややみずみずしさが失われたが、今日も青系のジャケットを召して、その雰囲気は往年とまったく変わらなかった。
八神純子はピアノを弾きつつ、「みずいろの雨」を声量豊かに歌う。佳き歌は、時代を越えて受け入れられる。八神純子のヒット曲はいずれもそれに該当するものである。
八神純子はその後、ひめゆりの塔関連の歌、新曲?と2曲続けて歌う。再びヒットソングに戻り、「Mr.ブルー~私の地球~」「パープルタウン」を熱唱した。

16時30分からは、近くのNHK広島放送局ロビー前で、チアリーダーのダンスパフォーマンスがあるようだった。昨年、サンバをやったところだ。が、行ったらチアはやっていなかった。
もう終わってしまったのか、予定が変わったのか、私が間違えたのか。いずれにしても、チアとは縁がなかったということだ。
その代わりに、近くのステージでは、ものものしい警備になっていた。どうも、男性アイドルグループのミニコンサートだったらしい。即席の白いフェンスが設えられ、完全撮影禁止。昔はこの類は撮影可だったが、今はネットにアップされる懸念があるので、こうした措置が取られる。つまらない時代になったと思う。
やがて5人組の男子が登場し、あたりは最高潮。私はそれを尻目に、ステージを離れた。
ホップステージでは、これも大人数の女子アイドルグループが歌を歌っていた。これはリハーサルである。が、女子の雰囲気がちょっと違う。
それが終わると、同所で雨谷麻世(あまがい・まよ)のミニコンサートとなった。こちらは本番のようである。
雨谷麻世は初見だが、30代か。深紅のドレスが美しく、それだけで傾聴の価値があると分かる。司会の女性が「奇跡のクリスタルボイス」と表現した。
歌が始まったが確かにそうで、オペラのように声質がいい。いや実際、声楽家なのだ。さっきの八神純子もそうだが、実力派歌手のステージを無料で聴けるなんて、なんてありがたいのだろう。
3局目は「Il Condol」、すなわち「コンドルは飛んでいく」。都市駅のターミナルで、怪しい東洋人が奏でているアレである。
この歌も素晴らしく、雨谷麻世の澄んだソプラノに感動した。
同じステージで、さっきの怪しい女子グループが再登場した。名前を「悪女時代」といい、司会者によると、彼女らは地元広島在住のアラフォー(!)グループらしかった。
私がのけぞっている間に、「Don’t Stop~ミニスカートは勇気のしるし」を歌い始めた。
ステージ前にはけっこうな客がいて、妙な盛り上がりを見せている。その多くは中年だが、身内も何%か混じっているのだろうか。私はどうすればいいのだろう。40代とはいえかわいいコ(私より年下なのだ)も多く、何となく写真に収めたい気もする。
1曲終わった。
「こんにちは、悪女時代です! 私たちは平均年齢43歳のグループです!!」
何!? 43歳!?「私たちはアイドルになるのが諦められなくて、みんなで集まって、グループを結成しました!!」
アラフォーって…40オーバーか!!
私がクラクラする間に、2曲目「私を飲みにつれてって」が歌われた。
何だかよく分からないが、彼女らが底抜けに明るい。それだけでこちらも元気になった。
「今日はこれで3コンサート目です。あしたは博多どんたくで歌わせていただきます!!」
おー、行くのかー!!
もしどこかのブースで会えたら、その時は衿を正して拝聴しよう、と思った。





(つづく)
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第30期竜王戦第1局(後編)

2017-10-25 00:50:04 | 男性棋戦
明けて2日目、羽生善治棋聖の封じ手は▲2五飛。歩を取らなかった。控室でも意外だったようで、立会人の中村太地王座は苦笑いしていたらしい。ただよく分からないが、タダで取れる歩から逃げているようじゃ、先手がつまらないのではないか。
さらに渡辺明竜王△2四歩。ここで▲2六飛と引くと思いきや、羽生棋聖は▲3三角成から▲2九飛。ちょっと見たことのない進行で、羽生棋聖苦心の手順という気がした。
渡辺竜王△5四銀に▲2五歩。中継コメントにもあったが、これで「▲2四歩△同歩」の2手を先手が得した形になった。なんだかどっちが得をしたのか分からず、キツネとタヌキの化かしあいみたいだ。
渡辺竜王△1六歩。待望の反撃で、こう伸ばされるだけで私などはビビってしまう。
以下渡辺竜王は端を破り、羽生棋聖は金を取る。そして△2八歩成▲3三と。
ここで私なら△2九とと飛車を取る。私は飛車が手元にないと安心できないのだ。
だが渡辺竜王は△3三同桂とと金を払った。これもプロ的な落ち着いた手なのだろう。
そこで羽生棋聖は▲1五角。この素朴な角打ちが厳しいと思った。以前佐藤康光九段の超急戦の将棋で、▲1五角と打って三枚換えになる実戦があったのを思い出した(後手が佐藤九段だったか)。
本譜は△2九とに▲3三角成となり、羽生棋聖は2一の桂馬を労せずして取った形となった。これは先手がやや得をしたのではないか?
△6二玉▲7五桂に、渡辺竜王はノータイムで△7四角。だが局後の検討によると、ここは△7二角が有力だったらしい。これが将棋の不思議なところで、渡辺竜王、10手目の局面では58分も考えたのに、なんでここはノータイムで指してしまったのだろう。
だけど▲6三銀を受けるには△7四角か△7二角の二択。△7四角は4七に利くし、「桂頭の銀」の親戚みたいなところもある。形からしてもこう打ちなくなるところで、これは渡辺竜王に運がなかった。
ちなみに「△7二角を逸する」局面だが、第2期竜王戦の本戦トーナメント、▲羽生五段VS△大山康晴十五世名人の一戦にそれがあったのを思い出した。
ここで昼食休憩。再開後、羽生棋聖は▲5五銀と打つ。△5四銀がいなくなれば6三に駒が打てる理屈で、ここで渡辺竜王はじっくり時間を使い、61分の考慮で△同銀と取った。が、自身のブログによると、これが決定的にマズかったらしい。▲5五銀に構わず△2八と引きを急ぐべきだったというのだ。
もっとも控室の検討では、△5五同銀でも大変な勝負、とのことだったから、これは渡辺竜王の「しくじった」という精神的ショックのほうが大きかったのではないか。
とはいえ▲5五同馬の形は馬が大威張りで、何となく先手がよく見えた気がした。
数手進んで75手目▲4五桂が気持ちいい跳躍。後手△4一玉の早逃げには、▲2四歩の垂らしがまた好手だった。「玉は包むように寄せよ」という味わい深い手だが、私クラスのアマにはこの類の手が指せない。羽生棋聖は自然な手を積み重ねている感じで格言に沿った手も多く、いつも勉強になる。
これで大勢決したようだ。以下は羽生棋聖が必至を掛け、渡辺竜王が1回王手を掛けて投了した。
ただ私たちなら、最終盤▲5五馬△2二歩の2手を省いて、最終▲7七玉に△7八銀成▲同銀△6八銀でトン死しているところ。かようにプロの将棋はどこまで行っても油断できないのだが、裏を返せば、プロは最善手の連続でないと、勝利を勝ち取れないということだ。
終了時刻は16時28分。消費時間は、渡辺竜王7時間8分、羽生棋聖6時間34分。初日のスローペースだと両者1分将棋になると思ったが、最終盤は変化がなく、渡辺竜王に粘る余地がなかったようである。
本局、羽生棋聖に悪手なし。渡辺竜王は二択の局面が3回あり、そのすべてで悪いほうを選んでしまったらしい。ただそれも疑問手といえるほどひどくなく、次善手レベルだったと思う。重ねて書くが、プロ同士では、次善手の多寡が勝敗の分岐点になってしまうのだ。プロのレベルの高さを改めて感じた。
かくして七番勝負は挑戦者の先勝となった。ふだんのタイトル戦では、初戦に羽生棋聖が負けてシリーズの行方がおもしろくなる、という構図だが、昨今はとてもそんな雰囲気ではない。今回も、第1局に羽生棋聖が勝って、イーブンになった(重ねて失礼)と思った。
もちろん羽生棋聖も、勝って兜の緒を締めているだろうし、渡辺竜王だってまだまだこれからと気を取り直していることだろう。
第2局は28日(土)・29日(日)に岩手県大船渡市で行われる。
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第30期竜王戦第1局(前編)

2017-10-24 00:47:51 | 男性棋戦
第30期竜王戦七番勝負が開幕した。今期は渡辺明竜王VS羽生善治棋聖の組み合わせで、黄金カードだ。
竜王戦七番勝負で2人の対戦は2010年の第23期以来7年ぶり。だが私たちファンにはその2年前の第21期が印象深い。これはお互いが初代永世竜王を懸けた、世紀に残るシリーズだった。
結果は渡辺竜王が3連敗4連勝の逆転防衛とし、大きな話題になったものだった。
羽生棋聖もこのシリーズの印象が強かったのか、今期挑戦者を決めた時の談話でも、「渡辺竜王とは2008年以来の対戦…」と勘違いしていたものだ。いずれにしても、「永世竜王にあと1勝」から、実に長い年月が経ってしまった。
さて羽生棋聖の棋歴はいまさら述べるまでもなくどれもが誇れるものだが、本人に心残りがあるとすれば、森内俊之九段に十八世名人、渡辺竜王に初代永世竜王の座をさらわれたことであろう。
そのやるせなさを払拭するには、もう「初代永世七冠」を達成するしかない。今年度羽生棋聖は王位、王座と立て続けに失冠し、調子は下り坂。そんな中竜王挑戦に名乗りを上げられたのは奇跡(失礼)で、それだけに並々ならぬ闘志を燃やしているのは、想像に難くなかった。
一方の渡辺竜王も、今年度の成績が9勝11敗でパッとしない。
個人的には、昨年の竜王戦の騒動がじわじわと効いてきているように思える。当事者のひとりだけに相当な心労があったはずで、それが微妙に勝敗に影響したのであろう。
だが、不調であっても目の前にライバルが着座すれば、いい将棋が指せてしまうのもまた事実。そして渡辺竜王が防衛すれば12期目の竜王となり、連続5期+通算7期で、2度目?の永世竜王に輝くことになる。
というわけで、今シリーズも熱戦が期待された。

第1局は東京都渋谷区で行われた。私は最近ヒマなので解説会(と思ったら公開対局だった)に赴く手もあったのだが、それは遊興の範疇に入るので気が引ける。結果、自宅観戦となった。
先番羽生棋聖▲2六歩。これは意外に珍しい。以下6手目△3二金までとなって、昔ならここから▲2四歩でひねり飛車に進行するのだが、ここで羽生棋聖は▲3八銀。これが今風で、いつでも交換できる飛車先の歩は後回しにするらしい。
渡辺竜王もそれにならって△7二銀。羽生棋聖▲5八玉。ここで渡辺竜王がパタリと手を止めてしまった。
私のようなヘボがいつも不思議に思うのは棋士の時間の使い方で、ここで考えることがある? という何気ない局面で、長考する。
まだ9手の局面、確かに手は広いがそれは序盤だからであって、これを考えだしたらキリがない。まるで後手は加藤一二三九段のようで、まあ本家は5手目に2時間考えたことがあるくらいだから別格だが、後で時間がなくなって悪手を指したら元も子もない。もうちょっと時間配分を考えてくれよ…といらぬ心配をしたところで、△1四歩が指された。タイム58分。まったく深すぎる手で、私には理解不能だった。
結局相掛かり模様に進み、20手まで進んだところで昼食休憩となった。先日の王座戦五番勝負第4局では、1日制とはいえ、開始1時間あまりでのっぴきならない展開になっていた。本局はこののろのろとした進行が、将棋界最高の公式戦の重みを感じさせた。
再開後、羽生棋聖はようやく飛車先の歩を切り、▲2五飛と中座した。なるほどここまで飛車の態度を遅らせられたのだから、▲2四歩保留は成功したというべきだろう。
数手後羽生棋聖は▲2四歩と合わせる。何だか塚田スペシャルみたいだ。
数手後△8二飛に▲3四飛と取り、今度は横歩取りみたいな将棋になった。
△3三角に▲1五歩。この突き捨てに私は唸った。この手は後に▲1二歩や▲1三歩の端攻め、歩切れの時の▲1五香など、もろもろの味がある。
ちなみに私には、この類の突き捨てができない。たとえば角換わりの将棋で▲4五歩△同歩▲3五歩があるが、相手に渡す1歩の大きさを考えてしまい、つい▲3五歩を保留する。結果、駒がうまく捌けず惨敗するのだ。
▲1五歩の突き捨ても然りで、私は端攻めができないばかりか、△1六歩から逆襲されて、辛酸をなめたことが何度もある。
本譜に戻り、△1五同歩に▲3七桂。これでまた1筋が薄くなってしまった。先手としては、△1六歩~△1七歩成が来る前に攻め切っちゃおう、というわけだ。
40手目△3四歩と飛車取りに打つ。これも達人の手で、私などは何かの時に△4四角と上がりたいくらいだから、それを1歩を捨てて飛車を呼ぶなぞ、理解できないところである。
ここで封じ手となった。羽生棋聖の▲3四同飛は当然として、渡辺竜王はどう指すのか。私にはその構想がまったく分からなかった。
(つづく)
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2017年ゴールデンウィーク旅行・4

2017-10-23 00:38:27 | 旅行記・G.W.編
ひろしまフラワーフェスティバルのパレードは割合テンポよく演者が登場するので、とても見やすい。
草津けんか神輿FF実行委員会は、神輿がでかい。重たそうで、担ぎ手がもっといてもよかった気がする。
広島銀行は巨大折りづるを担いで登場。
中国新聞社は創刊125周年。
続く折りづるみこし連は、チームワンニャン・ハッピーライフ、広島大学たんぽぽ保育園、広島竹屋ソフトボールクラブ、竹屋学区子ども会、千田おりづるみこし隊、広島私立幟町中学校、沼田日本語教室、広島県立油木高等学校、広島女学院大学折りづるひろばwith YMCAキッズ、広島大分県人会、「ひろしま通」ホスピタリティグループ、美鈴が丘まちづくり協議会、広島ベトナム協会、リカバリーパレード「回復の祭典」inヒロシマ、教育ネットワーク中国の面々が、やはり巨大折りづるを担いで登場した。
日本ボーイスカウト広島県連盟、ガールスカウト広島県連盟は色とりどりのフラッグが鮮やかだ。
イズミゆめタウンは女子スポーツ選手がトラックに乗っているが、手にしているのはハンドボールだろうか。
沿道のブースの広島市水道局「水のひろば」では、冷水サーバが設置されていて、美味しい水が飲める。利き水体験もあり、これは水の飲み比べが楽しめる。私も一杯いただいたが、冷たくて美味かった。
「通り御祭礼」継承委員会の出場者は、全身白づくめ。
ライオンズクラブ国際協会は「薬物乱用はダメ。ゼッタイ」の横断幕を掲げて歩く。
ダンス&フィットネススタジオG-1は黒字に白のTシャツがカッコイイ。
STUDIO UNITY、K.D.Sダンススクールは少年少女が多く、みんな若い。
HDC広島ダンスカンパニーは真っ赤な法被を着用して踊る。
FREX&DANSPORTは、パラソルをさしたキャンペーンガールが美しい。
電子マネーnanakoはnanakoのポイントキャンペーンだ。
立正佼成会、天理教少年会広島教区団鼓笛隊、天理教広島教区雅広舎は厳かな気分で鑑賞する。
広島市立翠町中学校吹奏楽部、広島市立阿佐中学校吹奏楽部は、広島市立沼田高等学校吹奏楽部と続く。いずれも一心不乱の演奏がよい。チアもかわいらしい。
創価学会広島県富士鼓笛隊、創価学会音楽隊広島吹奏楽団も同様に巧かった。
琉球國祭り太鼓広島支部は勇壮なエイサー。私は今夏こそ沖縄を訪れたいが、現状では怪しい。お盆休みまでには就職を決めて、憂いなく旅行したいと思う。
ひろしま民生委員児童委員協議会の横断幕は、「平成29年は民生委員制度創設100周年」。民生委員は地域の縁の下の力持ちだ。
CHARI DANCE STUDIOは一転して熟年女性が混じる。でもそのあと、若手女性やキッズも登場した。
さらにダンススタジオLEAP、スタジオワンセルフ、Dream Star、LINKS&STUDIO TOVOSと、ダンス系の出し物が続く。
マツダロードスターファンクラブは、スポーツカーのパレードだ。クルマの色味が若干単調か。
PL広島第一MBAは再びバトントワリング。
広島県民謡協会は傘をかぶったご婦人が整然と踊る。手にしている棒にふわふわは、何というのだろう。
日本法輪大法学会は衣装がきらびやかだ。スタッフの美人お姉さんが、観客に花飾りを配っていた。
そろそろ終盤である。もみみ☆まつり実行委員会は、仮装行列だろうか。
ひろしま愛郷倶楽部はトラック上に歌手の南一誠が乗り、「広島天国」を歌った。
続くFF企画実施本部は「鯉城やっさ」の浴衣を着た、ご婦人方の盆踊り。
広島エイサー隊もエイサーの演舞。こちらはちびっ子の姿が目立った。
86S広島実行委員会は、フラワーヒーローのパレード。アイドルチックのかわいい子がいた。
続いては再びFF企画実施本部の花舞台で、今度は各地の美女が勢ぞろい。
FF実行委員会事務局のフラワーギフト号には2016年の広島観光親善大使3人がにこやかに手を振る。
尾長バトン同好会はローティーンが多い。
以下も吹奏楽部やマーチングバンド部が続く。広島市立安西中学校吹奏楽部、山陽女学園カラーガード部、山陽女学園高等部マーチングバンド部、比治山女子中学高等学校バトン部、広島市立五日市中学校吹奏楽部、広島なぎさ中学校・高等学校バトン部、広島市立矢野中学校吹奏楽部、広島修道大学附属鈴峯女子中高等学校、広島レッドリーブスマーチングバンド、広島吹奏楽団…。見事な演奏だ。
最終チームが過ぎ去って、パレードは大団円となった。私はとても楽しんだので大満足。昨年の不満を一掃できた。



























































時計を見ると14時15分を過ぎていた。会場ではほうぼうでイベントをやっているが、ちょっとこの場を離れて、昼食を摂りにいく。
とりあえずコンビニに寄って、ガリガリ君を買う。乾いた喉にソーダ味が爽快だった。
そのまま鯉城通りに向かうと、その途中、威風堂々とした建物が目に入った。玄関側(鯉城通り)に出てみると旧日本銀行広島支店で、内部は無料で見学可だった。私は何回も広島を訪れているが、恥ずかしながらこの建物は初めて見た
同建物は地上3階。戦前に建てられたに違いないから被爆しているはずだが、それにしては外装がしっかりしている。もちろんリフォームをしたのだろうがさすがは銀行、元から堅牢だったのだ。
1階館内はだだっ広い。デザインは洋風、というかハイカラで、思わず見入ってしまう。ここで平成初期まで営業をしていたそうで、まだ行員の息吹が残っている。
2階と3階も見学可能で、私は懸案であるトイレに入り、用を済ませた。これで一安心である。
地下には大金庫があり、企画展示として、広島平和記念館収蔵の各種資料が展示されていた。私は厳かな気持ちで黙祷し、拝覧した。
表へ出る。この旧日銀広島支店、原爆ドームに比してあまりにも知名度がない。しかし同じ被爆遺構とすれば、こちらは自由に中に入れるのだから、かなり貴重である。もっと世間に知られてもいいと思う。
(26日につづく)
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2017年ゴールデンウィーク旅行・3

2017-10-22 01:26:32 | 旅行記・G.W.編
(19日のつづき)
「くれたけイン岡山」は朝食込。美味しく食べて、チェックアウト。その際アンケートの回答を渡したら、ペットボトルの水(500ml)をくれた。旅先での水分携帯は必須で、朝からうれしい気分になった。このホテルが全国チェーン展開しているのだったら、また利用したい。
今日は広島に一直線である。岡山では市電に乗りたかったが、大阪と同様、通過点となる。
黄色の普通列車に乗って、岡山発07時34分。約1時間半乗車し、終点糸崎着。ここで乗り換えて、09時12分発車。今度の列車は乗客が多く、ずっと立ったままだ。広島には定刻を1分遅れの10時34分に着いた。
広島駅前からはフラワーフェスティバル会場行きのバスがあったので、乗った。無料ならよかったがそんな虫のいい話はなく、会場近くのバス停まで220円だった。
ここからメイン会場の平和大通りまではすぐだ。
昨年は雨に祟られた。出演者がカッパを着たり、一部出演者が出なかったりで、散々だった。しかし今年は天気もよく、よいパレードが見られそうである。
平和通りに着いた。道の両側には出店が軒を連ね、さまざまな企業ブースがある。小ステージもあり、ここでも随時イベントが行われる。
私は本部で公式ガイドを貰い、準備完了。定刻11時に「ひろしまフラワーフェスティバル」が開幕した。
まずは広島東洋カープの選手と少年野球のナイン(阿佐クラブ)が、平和の灯(トーチ)を掲げて走る。背番号26は、昨年引退した広瀬純氏のようだ。それはそうだ、現役選手が走るわけがない。
FFチアガールが大フラッグを掲げて続く。
さらに広島、福山、山口のハーレークラブ有志がブブブとやってくる。
広島バトンはバトンを操りながらの行進で大変だ。
続くは広島県警察音楽隊の「ポリスマンパレード」。それ用の制服を着た女性警察官がフラッグを手にする画は映える。マニアには堪らない光景であろう。
続いて広島バトンジュニア、段原学区子ども会バトン部、YAYOIバトンスクール。パレードにバトン舞台は欠かせない。みんなこの日のために練習を積んできたわけで、いい顔をしている。私だけだ、シケた面をしているのは。
広島市消防音楽隊と消防団は、制服や火消しのハッピを着用しての登場だ。
ヨーコ・ラブリーバトンはかわいらしい。
そのあとに陸上自衛隊第13音楽隊が続く。自衛隊はどこかでステージがあれば聴きたいが、私にその時間はなさそうだ。
幾田バトンスタジオは白のコスチュームがかわいらしい。
広島県立総合技術高等学校の生徒諸君は、凛々しく演奏していた。
安芸津バトンサークルは、演者は若手だが、アダルトな感じの紫の衣装がよかった。
ロイヤルスカ―レッツは、ブリティッシュな制服がイカしていた。
続いてトップス広島とサンフレッチェ広島の応援パレードが通る。チアはローティーンに見えるが、公式応援団なのだろうか。
ラグビースクール協議会は、もちろんラグビーのユニフォーム着用である。
ウクレレピース!!はハワイアンでの衣装を付けて踊る。これなどは、天気がよくなければ画にならない。
続いてFF企画実施本部の花自動車である。
私は、後続の九州PR隊のほうに食いつく。ミス広島を先頭に、九州各地のミスが笑顔で手を振ってくれる。その反対側にも同じ数のミスがいるわけで、叶うなら両方鑑賞したいところである。
幸福の科学グループはピンクのTシャツがさわやかだ。
続く福山自動車時計博物館は、緑に塗られたボンネットバスが目を惹いた。
広島市中国帰国者の会は、平和の踊り。
マツダ・岩谷産業は次世代のクルマで温暖化ストップをPRした。
在日本大韓民国民団と駐広島大韓民国総領事館が続く。覆面ワゴン車には「平和友好」の文字が貼られている。日本にその気はあるが、あちらがどうなのか。
チマチョゴリの衣装は艶やか。歴史を感じる韓国神輿も登場し、勇壮だった。
続いてFF実行委員会事務局と広島電鉄。今度の花自動車は、広島観光親善大使とミス岩国が乗車している。反対側はミス宮島らが乗車しているようだ。何とか向こう側のミスを拝められないものか。
日本赤十字社は「あなたのまわりに赤十字」の横断幕を掲げて歩く。
三次きんさい祭の先頭のお嬢さん3人も、ミス三次っぽい。
坂町は、小学生メインによる坂町音頭。私は20代のころ坂町のユースホステルに泊まり、それはそれは楽しいひと時を過ごしたことがある。あの頃は悩みもなく、旅行をしていても楽しかった。
FF世羅町実行委員会は黄緑のTシャツがさわやかだ。
浜田市観光交流課は、石見神楽のパレード。鬼のお面が恐ろしく、内田康夫の小説に出てきそうである。4月23日に天童市市民文化会館前で見た、鬼の踊りを思い出した。
FF実施本部はカープの応援パレード。広島東洋カープは5月現在も好調だが、その根底には「カープ女子」の応援があるからだと思う。どの世界でも、女性の応援がある団体は、底知れぬパワーを発揮するものだ。
広島県立熊野高等学校は筆のPR。
広島市立古田中学校吹奏楽部は、中学生とは思えぬ演奏だった。
LOVE ART、広島大学附属東雲中学校、広島文教女子大学附属高等学校ダンス部、LIVELY BOND、Posifitは、若さはじけるダンス。それなりの年齢の踊り手もいたが、気分は18歳だ。
広島ドラゴンフライズ&JRバスは、チアリーダーとJRバス車両の競演。チアはおへそを出してミニスカートで、本格的だ。胸の「JA共済」の広告ロゴがややダサイが、健康的な美しさである。とくに河合奈保子似のチアが絶品だ。つい追っ掛けてしまった。
ふぅ~。この時点で12時27分。私は相当汗をかき、すでに結構な運動量になっている。しかしパレードのプログラムは、まだ半分も消化していない。







































(つづく)
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