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ドリ-ムレッスンの一年

掛け持ちは月一回ずつなのでなんとかこなせた。マミ先生は二人めのお子さんができ1年で別の先生に替わった。私は二重レッスンはやめようと思ったがドイツ留学から戻られてすぐの次のミヤ先生のレッスンも魅力的だったので続けることにした。ミヤ先生は技術も維持されていたが想像に反しておとなしめの演奏をする方だった。派手でなく虚飾を取り去って典雅に弾かれる方だった。リストの超絶10を始めに弾いたらお嫌いなのか「リストよりショパンをやりましょう。」といわれ10-10と25-12をやった。指をたててしんにあてるコツコツ弾きを教わり、また弾く時揺れるクセのあった肩をつかまれ(自分では歌う一環のつもりだったが無駄な動作だった)姿勢が安定した。まさにドリ-ムレッスンだった。私はやりたかった曲をここぞとばかりに次から次へと持っていった。シュ-ベルトの即興曲90-3、ラ・カンパネラ、ショパンのスケルツォ1、バラード1、4、舟歌、リストの夕べの調べ、そして最後にショパンのソナタ3の第1楽章。(本格的再開までに弾いていたものがほとんど)とてもとても楽しかった。1年後ミヤ先生が寿で遠方に嫁がれるというので、一方私も子供ができて思い残すことなくドリ-ムレッスンは終了した。
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