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木枯らしーG氏のレッスン

さて、弾けない、弾けないともがきながら会場へ移動。
私の番の前に休憩時間があったので、練習させてもらった。これで少し落ち着けてよかった。
木枯らしの最後の難しいところ、間際までうまく弾けなかったが、なんとか少しそこだけ気持ちテンポゆるめたら指が入ってくるようになったので、「それでいこう。」と思えた。
先生の前で弾いて、結果・・・・・。
つっかえて弾きなおすし、忘れるし、有名なピアニストの前でなんたる厚顔無恥・・。

そして案の定、「速く弾きすぎです。もう少しテンポ落として音が明瞭になるように弾くほうが音楽として効果的です。
その後またテンポをあげていけばいいのです。」

と厳しいコメントが。ムードは紳士だけど、恐かった・・。

で、右手、上声のみがクリアなのはよくないとされ、全部の音をクリアにして弾くようにいわれる。
すこし落ち着いたテンポで弾くと「そうそう。」といってもらえた。

練習のとき、上声と下の声部に分けるのは脱力して手を安定させるのにすごく効果があったが、
この曲の表現は右はやはり全部の音がクリアに響かないといけない。
音域が広いところもまばらな響きになってはいけない。

他、dimin.とか、ペダルとかものすごく基本的なことを指摘され、もしこのことがさおり先生に知れたら、
「そんなんでもってたんですか、まあ、なんてこと!」とあきれられると思う。

でも、でも、でも、いくら弾いてもうまく弾けないから、G氏はいったいどう弾かれるのかという
好奇心からで。。。はい。

でも見れてよかった。
先生の指の動き。

小指はしっかり曲げてはったなあ。速い動きのときはそうなんだなあ。
広い音域でも手の甲はほとんど動ず、最高に効率のよい位置でひいてられると思った。

めちゃくちゃ上手かった。
なんていうか、動作にキーンとか、ガツーンとか尖ったところがなくて、クリーミーなのよ。
それがまろやかな音色に反映されるんでしょうね。
木枯らしは激しい曲だとおもうけど、聴いててツーンとこないというか、
音が深いからかなあ。

恐れ多かったが、たくさんのことが教われてよかった。。。
もっとちゃんとしようと心から思ったし・・。

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