ドライマンゴです。ピアノやマイペースな日常生活を綴っていきます
ドライマンゴのピアノ道楽
絶えまぬ努力が必要
この前かのんの友人に彼女の先生(ピアノと声楽の両方される方)が今でも時間をやり繰りして東京にレッスンに行かれているというのを聞き驚いた。舞台にたつプロの先生でもレッスンは必要なものなのかと。友人の先生いわく「これぐらいでいいと思ったらレベルは落ちて行く」ものだと。話は変わるが私の音大卒の別の友人は音大までいろんな事を犠牲にしてものすごくピアノを練習したので、教える立場の今では「弾かないのが快感!」といいほとんど弾かなくなった。するとある日簡単なソナタも弾けなくなっているのに気付いて驚いたとしたという。以前はショパンのエチュ-ドを「誰でも弾けるんちゃう?」といい放ちメフィストワルツを華麗に弾いていたというのに。やっぱり練習は続けて行く事が一番大事で、プロにおいても芸術の世界はこれでいいというのがない厳しいものだと思ったのだった。
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侍に学ぶ腕の脱力方法
侍の立ち振る舞いを教える人が子供に腕相撲の秘訣を教えるテレビ番組があった。小さい子が大きい子と勝負して始めは全く歯が立たなかったのにある事をしてから再挑戦したら負けたものの相手がびっくりするくらい急に強くなった。それはまさしく腕の脱力による技だった。どうするかというと肩から腕をだらんと垂らしてぐるぐる下の方で腕を曲げずに手で円を描くのだ。そのうち腕が長くなったように感じたら脱力OKである。これで腕は没個性的になり肩の肩甲骨状の筋肉がつかえる様になってパワー倍増になる。ウン、これはピアノの脱力そのものだ!と思った。腕の脱力は肩、背中、脇など背面のストレッチにより可能となる。背面が伸びた分前面にゆとりがうまれこわ張りがゆるめられるように思う。脇の腕の付け根に意識をもっていきここを左右に広げ、少し前に出したりして肩、背中をストレッチする。そして力の抜けたまるごとの腕でひく。指先は腕の動きと無関係にパタパタと動かす。侍に学ぶ腕の脱力方法である。
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暗譜に取組む
ハンガリアンラプソディー6を相撲部屋的厳しさでもって暗譜に取組む時が来た。問答無用。ひたすら覚える。記憶力が悪いので暗譜する目安は一日2小節である。そして何度も繰り返し漆塗りをする。ハンガリアン6はこの点同じ事の繰り返しが多く楽である。(リストはこの点においては良心的な作曲家だと思う(‐o-;))譜読みと暗譜はマラソンでたとえたら心臓破りの坂のようだ。できてくるまでとても苦しい。ゼェゼェゼェ~である。一通り出来上がったら録音し、自分で採点する。暗譜、音楽的、技術という3つの観点でABCDEと5段階に分け自分でコメントする。“とてもひどい。聞くにたえない。なんとかならんか゛とか“ちょっとはまし。亀の歩みだ゛とか。過去行なったフランクのコラールの暗譜は本当にキツかった(ToT)。ああこれはまるで相撲部屋だと力士たちに親近感を感じていたものだ。でもこの段階が終わってもまだまだ先は長い。な・に・が・あ・っ・て・も忘れない段階までいかないと舞台では弾けないからだ。山に登る人みたいにただひたすら一歩ずつ積み重ねてあきらめずに進んでいけばいつかは視界が開けて登れるれぞぉ~。エィエィオ-!
ボケ防止も兼ねて頑張らねば。(ΘoΘ;)
ボケ防止も兼ねて頑張らねば。(ΘoΘ;)
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ドリ-ムレッスンの一年
掛け持ちは月一回ずつなのでなんとかこなせた。マミ先生は二人めのお子さんができ1年で別の先生に替わった。私は二重レッスンはやめようと思ったがドイツ留学から戻られてすぐの次のミヤ先生のレッスンも魅力的だったので続けることにした。ミヤ先生は技術も維持されていたが想像に反しておとなしめの演奏をする方だった。派手でなく虚飾を取り去って典雅に弾かれる方だった。リストの超絶10を始めに弾いたらお嫌いなのか「リストよりショパンをやりましょう。」といわれ10-10と25-12をやった。指をたててしんにあてるコツコツ弾きを教わり、また弾く時揺れるクセのあった肩をつかまれ(自分では歌う一環のつもりだったが無駄な動作だった)姿勢が安定した。まさにドリ-ムレッスンだった。私はやりたかった曲をここぞとばかりに次から次へと持っていった。シュ-ベルトの即興曲90-3、ラ・カンパネラ、ショパンのスケルツォ1、バラード1、4、舟歌、リストの夕べの調べ、そして最後にショパンのソナタ3の第1楽章。(本格的再開までに弾いていたものがほとんど)とてもとても楽しかった。1年後ミヤ先生が寿で遠方に嫁がれるというので、一方私も子供ができて思い残すことなくドリ-ムレッスンは終了した。
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