降って湧いた様な解散総選挙の話いよいよ現実味をましてきました。
一説によれば安倍首相が来秋の消費税再引き上げを見送り国民から信頼を勝ち取るためとも
何ともオカシナ話が流れて居るが今度の解散が本当なら何等大義名分のないムダな選挙の
様に思えてなりません。
今の流れでは野党が勝利する目安もなく、ヒョットすると大物は落ちてしまう可能性すらあります。
野党は急遽選挙協力に奔走して居ると言うが取って付けた様な選挙協力は役にたつかでです。
衆院は一強自民党支配でどんな法案も次々通り向かう処敵無しと見えたが、肝心の与党間や
政府と自民党との間のきしみが出て来た。
又内閣閣僚にも政治とカネの問題や公職選挙法違反容疑で二人も引責辞任が出てきた。
ここぞとばかり野党は手を休めず任命責任追及を行いあわよくば倒閣を狙った。
しかし今の安倍政権にとっては痛くも痒くもない事で乗り切るものと思われた。
処が降って湧いた様な解散話が出て来て一人歩きしてきた。
それは4月の消費税値上げの反動で仲々景気が好転しない。
おまけに出てくる景気観測はどれも暗いものばかり。
そこで消費税先送り論が勢いを増して来ました。
しかし年内に来年予算案の編成を控え又重要法案メジロ押しと言う処で解散はないだろうと言うのが
大方の見方だったはずです。
処が首相が拠り所とする7~9月期GDP速報値が悲観的な数値が予測され恐らく消費税増税の
先送り決断という噂が一人歩きしてそれがとうとう選挙の投開票日まで云々される様になった。
全く政治の世界は庶民には理解出来ません。
もし解散が現実のものになると審議中の重要法案の一つ労働者派遣法改正案が先送り。
同じく地方創生関連法や女性活躍推進法案も成立が危ぶまれる様な事態になりそうとか。
まだ審議未定の所謂カジノ法案も当然先送りになりそうだとの事。
一体政局はどうなるのだろう?
消費税増税は法律で決めて居るのに何で今更値上げ延期なのかと言う説もあります。
是で益々安倍首相と自民党の仲がオカシクなって来ています。
1年生議員はすっかり浮き足立って国会を欠席して地元に戻り選挙体制固めに奔走との
話もあるとか。
是では国政は渋滞し、来年度予算編成にも影響が出てくるのではないか?
もし安倍首相が解散総選挙の決断をしたのなら、それは全く大義名分のない無駄な選挙としか
国民は受け取らないのではないか?
どうも無責任に投げ出して逃げると言う安倍首相の悪いくせが出たのではないでしょうか?