横浜開港資料館(YOKOHAMA ARCHIVES OF HISTORY)は、昭和56年にオープンしましたが、その旧館(写真)は、昭和6年に旧英国総領事館として建てられた由緒あるものです。
新館では、1階で開港当時の横浜、2階で文明開化時の横浜をわかりやすく展示してくれています。今、2階では、ペルリ時計も展示されています。この時計は、ペリーが来航した時、下田奉行組与力の山本謙兵衛がペリーからプレゼントされたものと伝えられています。150年以上前のことでしょう。当時の日本人にとって、本当に、見るもの全てが大きな驚きだったに違いありません。今は、時計も結構ボロボロで、見る影もありませんが、当時の日米の交流の記録として、貴重なものです。この展示は、5/7までの特別展示なので、興味のある人は、ゴールデンウィーク中にでかけましょう。これだけを目的に行くとがっかりするかもしれませんが。
同じく2階では、創業の時代を生きた人びとという企画展をやっていて(この展示は23日で終わりました)、黒船来航から、明治憲法制定までの時代に、横浜で活躍した人々が紹介されています。高島町で名が残る高島嘉右衛門や、横浜市金沢区で明治憲法を起草した伊藤博文らの資料も展示されていて、これはこれで、面白いです。
受付の人が、みやげ物屋もやっていて、思わず古地図とか、絵葉書を買ってしまいました。規模の割には、スーベニアショップも充実してます(ややマニアックかもしれませんが、古地図など、見れば見るほど面白いものです)。