かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

ミタルさん

2007年05月07日 | Topics
10時から、NHKで、いまや世界一の鉄鴻=[カーとなったミタル社と、買収されるリスクにさらされる新日鉄とを題材にした番組をやっていた。
このミタル社の社長のミタル氏。番組によれば、イギリス在住のインド人。数年前まで、ほとんど知られなかった人だが(少なくとも私は知らなかった)、買収を繰り返し、いまや世界一の鉄鴻=[カーの社長となった。その時価総額は、新日鉄のそれを上回る。娘の結婚式に、70億円以上をかけた(と番組では言っていたと思う)大金持ちである。インド人の結婚式へのお金のかけ方は、日本人から見ると異常なレベルの豪勢さである。私も、ホテルや、野外競技場で目撃し、何度か驚かされた。

ミタル氏は、小が大を飲むヨーロッパのアルセロール社の買収で、世界を震撼させたが、今のところ買収は成功しているようなので、ミタル氏の戦略が、それまでのアルセロール社経営陣の戦略よりすぐれているということなのだろうか。
とにかく発想が、根っからグローバルだ。欧州の企業ですらかなわなかったのだから、島国日本の企業もたいへん。
中国や、韓国の企業と協力して、買収防衛策を模索したり、ブラジルに新工場を作って、自らのグローバル戦略を強化る。個人株主対策も重要で、地道にその対策もされているようだが、時価を大きく上回る買収価格を提示された場合、現実的には、個人株主をつなぎとめるのは、それを上回る価格の提示しかないようにも思う。普段は、高い技術力(=競争力)の維持と、企業の時価総額の向上が肝要なのだろう。

いずれにしても、すごい世の中になったものだ。

その次の番組の、英語でしゃべらナイトを見ながらこれを書いているが、今日のゲストは、郷ひろみさん。さすが、NY暮らしの長い郷さんの英語は、堂にいっている。そういえば、10年ぐらい前に、NYに行った時、郷さんの住んでいる豪華コンドに行ったっけ(郷さんのお宅にお邪魔したのではない)。国連ビルを見下ろす場所にあったように記憶する。マンハッタンど真ん中のすばらしい眺めだった。
コメント
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