かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

金剛峯寺

2007年05月29日 | Other Western Japan



先週末の旅行の話をたらたらと、休み休みに、ちょっとづつ。

新幹線で、名古屋で降りて、伊賀のドライブインに寄った後(愛知→三重→奈良→和歌山)、最初に訪れたのが、高野山金剛峯寺。
弘法大師(空海)が、遣唐使で行った長安で学んだ真言密教を布教するための根本道場として開いたのが、高野山だ。
本当に、見事に、山の中。バスで行くと、和歌山県に入って、紀ノ川を渡った後、カーブでのすれ違いのたびに前後に譲り合わないと前に進めないほどのくねくね道を登っていく。
その総本山が金剛峯寺なのだが、この名は、もともと高野山全体の総称だった。現在の金剛峯寺は、豊臣秀吉が、母の菩提を弔うために建てた青巌寺が、明治時代に金剛峯寺と改めたられたものだ。ちょっとややこしいが、空海が開いたのは、高野山と言った方が、今では誤解が少ない。

中に入ると、お寺というよりは、武家屋敷という感じ。豊臣秀次(秀吉の甥?で、秀吉の遅く生まれた息子可愛さに、実質殺された)が自刃した部屋や、当時の巨大な厨房など、祈りの空間というよりは、桃山・戦国時代の歴史を刻んだお寺という色彩が強い。

高野山の中でも有数のお寺であることは、確か。でも、高野山には、もっともっと見所があった。
コメント
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