エイジングスペシャリストの朝倉匠子さんの話を聴く機会があった。
内容は、最新著である「エイジング革命」に詳しいが、ちょうど、我々の世代に、FITする内容だったので、まとめておきたい。
朝倉さんは、学生時代から、モデルとして活躍。テレビ司会、経済インタビュアを経て、渡米。カリフォルニア大学で、当時まだ走りだったGERONTOLOGY(加齢学)専攻し、この道にはいった。この世界は、どんどん定説が変わるようだが、その最先端を走っておられる。
アンチエイジングとは、長生きを目標にするのではなく、「アクティブエイジング」=能動力、精力的、美的加齢法を、GOALとする。
というと、何だか難しそうだが、要するに、できるだけ長く、若々しく人生を楽しむには、どうしたらいいかという学問のようだ。
ついこの前まで、老後は、短かったが、今の老後は、長い。1963年には、100歳以上の人は、たった153人しかいなかったそうだ。今や、その数、3万人近い。
その中で、アンチエイジングのポイントを5つ。
基礎的知識→デドックスのポイントは、なんと言ってもお通じ。にんにく、にら、たまねぎ、ねぎが四大要素だそうだ。
食事→バランスとバライエティがポイント。おかずに手をつけてから、ご飯に行こう。同じ食事を続けて、体調がすぐれなかったら、食生活を疑おう。少量なら、体にいいものも、続けると、毒になる。
運動→骨密度を上げるには、スクワットが有効。地球の重量を利用しよう。水泳は、その点、効果が低いとのこと。20歳から50歳までに失われる筋肉の量と、50歳から60歳に失われる筋肉の量は、同じだそうだ。恐るべし。
睡眠→睡眠が成長ホルモンを発生させる元。成長ホルモンは、若返りの元。特に、睡眠の前半数時間の熟睡がポイント。いびきも、もちろんNO GOOD。
呼吸→複式呼吸をしよう。息を吐ききれるかがポイント。大きく呼吸できれば、体の隅々まで、栄養が行き届く。
余談→右手の手のひらを見て、人差し指と薬指の長さを比べてみよう。薬指の方が長ければ長いほど、行動的、男性的。人差し指の方が長いと、女性的だそうだ。
私は、薬指の方が、やや長かった。
余談その2→スキンケアのポイントは、保湿とTURN OVER。顔を洗いすぎるのは、NO GOOD。TURN OVERのためのテクニックは種々あるようで、気になる人は、試してみよう。
ということで、50歳以降の急激な体力の下降にそなえ(奈落の底と表現された)、今から地道な努力を継続することが、大きな違いを生むことを知った。この下降曲線は、なだらかなものではなく、50歳を超えたところで、大きな段差がある。
特に、女性の場合、そのGAPは、激しい。