早明戦って、そんなに人気カードだっけ?ご覧の通りの大人気。それも、ハンカチ王子のおかげ。
バックネット裏で、のんびり見ようと思ったら、売り切れで、ご覧の通りの、遠距離観戦(内野席とは名ばかりの、ほとんど外野席)となった。
でも、六大学の人気復活と、ハンカチ王子の安定感には、脱帽。ピンチでも、全然動じない(ように見える)。
ちょっと近づくと、この程度までは、見えるのだが。
六大学を見に行ったのも、20数年振り。
そして、夜は、お待ちかねの井上陽水さん(本名”あきみ”、芸名”ようすい”)のコンサート。神奈川県民ホールで、もちろん超満員だった。私にとっては、昨年6月の、パシフィコ横浜でのチケットを取り損ねたリターンマッチコンサートでもあった。
恥ずかしながら生まれて初めての陽水さんのコンサートだったが、本当に、夢のような楽しいコンサートだった。”人生が二度あれば”や、”夢の中”へなど、感涙もの。
まず、驚いたのが、普通にインターネットで、チケットをGETしたのに、一番前の列の、中央から、5番目ぐらい(ステージに向かって)右の席。陽水さんから、5mぐらい。いつものサングラスで、視線は確認できないものの、陽水さんは、(陽水さんから見て)左下方を見る癖がおありになるようで、私のために、コンサートをしてくれているような感じだった。
ただし、”氷の世界”のあとで、ブルース・ハープを投げてくれたのは、私の2つぐらい後ろの席の人がGET。私の頭の真上を飛んでいった(投げるのを知っていれば、ジャンプしてGETしたのに)。アンコールが終わって、去り際に投げたギターピックは、私の4人右の最前列の人がGETしていた。
コンサートは、古い曲中心とのMCだったが、陽水さんの古い曲の定義は、昨日以前に作った曲全てのことということで、”愛”から”MAKE UP SHADOW”まで、歌いまくってくれた。ヒットアルバムから、2-3曲づつという感じ。コンサート毎に、相当曲を入れ替えているらしい。
最初は、アコギのみ(陽水さんと、もう一本)でスタート、途中から、キーボードが入り、中盤以降は、バックバンドが入ってのコンサートだった。
MCは、ほとんどアドリブだったが、結構しゃべった方なのだろう。しゃべらないといけないという強迫観念にとらわれているそうだ。
”愛”は、流石に、やや臭い歌かなと昔から思っていたが、アンアンかなんかの作詞コンテストに殆ど素人時代に応募した曲なのだそうだ。”いっそセレナーデ”は、つまんない曲と思って捨てようとしたら、スタッフがシングルで出すべきと言い張り、大ヒットとなった。
人生経験豊富で、つねにミュージッシャンとして最前線で活躍されている陽水さんだから、本気でしゃべったら、すごいネタがあるのだろう。
アンコールでの”アジアの純真”、”渚にまつわるエトセトラ”では、歌詞に”YOKOHAMA”を入れていたけど、大興奮状態の中、どれだけの人が気づいたか。
アンコールの最後の曲は、”少年時代”で、しっとりと締めた。
とにかくかぶりつき状態で、マイクをはずした声も聞こえる状況で、超満足の、本当に楽しいコンサートだった。陽水さんのコンサートに行ったら、絶対音楽が好きになる。陽水さん以下、メンバー全員が、歌が好きでしょうがないという感じ。
どっかにしまったギターを探してこようか。
前にも書いたと思うけど、ギターの覚え始めの頃の題材は、陽水さんの曲だった。