かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

TOYOTAのグローバリゼーション

2007年06月14日 | Topics
TOYOTAの偉い方の講演を聴く機会があった。
TOYOTAといえば、利益2兆円の超優良企業。そのグローバリゼーションも日本一。その手法も、欧米的っと思いきや、純日本的企業な手法を貫いていると知って、驚いた。

氏曰く、TOYOTAがここまで大きくなったのは、名古屋の脇のTOYOTAという地味なところに本社を構え、地道にこつこつ、いいものをたくさん作り、たくさん売ろうとだけ考えていたことによるという。変に、買収で、大きくなろうとしたり、製造と販売のバランスが崩れたところは、長い年月の間に、必ずおかしくなっているという。

TOYOTAのグローバリゼーションは、そんなに歴史もあるものではなく、自前のアメリカの工場は、私が、シカゴに駐在していたころできたケンタッキーの工場(1988年)が初めてだそうだ。今や、8つの自前の工場を、アメリカ国内だけで持つ。1960年代は、ランクルぐらいしか売れていなかったらしい。そして、今や世界一。年間1000万台も車を作っている。一日何台?

欧米のアングロサクソン的な経営、狩猟民族的発想(MBA症候群と呼ぶのだそうだ)に背を向けて世界一になったTOYOTA の手法を、日本の企業は、もう一度じっくり研究すべきだと思った。日本的経営のいい点を。
畑を耕していけば、(今年はだめでも)いつかは晴れる。
コメント
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