リーマンショックから、1年と2カ月以上たったが、まだ、経済はふらふらしている。
特に欧米、特に米の状況が心配だ。
本書は、昨年10月の本だから、リーマンショックの前後に書かれた本だ。
著者の金子氏は、TVでもお馴染だが、ややとまどうのは、何が処方箋なのかわかりにくい点だ。全てが悲観的に聞こえる。
今の仕分け作業も同様かもしれない。
縮小均衡で世の中が改善するのか。
縮小均衡ではない道を選ぶ場合、財源はもつのか、民間にそれだけの力はあるのか、環境は持つのか。
悲観論でもなく、楽観論でもなく、確からしい処方箋がないものか。少しでも将来のためになるイメージが欲しい。
中国頼み、印度頼みしかないのか?
もしそうだとしたら、自らのマインドセットが必要なのかもしれない。
ドル安、株安、金利高、すべてが、悪い方向にまた回りだしている。