かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

ビートルズ笑撃の裏入門

2009年11月24日 | The Beatles



09.09.09関連本はとどまるところを知らない。

本書は、その一つだが、原型は、10年ほど前に出ていたようだ。ということで、筆者の中山氏は、本書をそのリミックス版と呼ぶ。

前半が、アルバム、後半が、シングルに関する、解説本というか、分析本というか、ギャグ本になっている。
特にシングルに関するところは、ギャグ本の度合いが過ぎる感じもするが、アルバムに関する方については、冷静な分析の部分も多い。
時代を追って、特にJLのビートルズの音楽に対する貢献が低下していく様の分析は、なるほどと思わせた。
一方で、ポールのビートルズへの執着の高まっていった。このGAPが、ビートルズ解散を早めたのだろう。
メドレーは、各曲を完成できなかったことを誤魔化すためのものだという考察や、コンセプトアルバムは、一曲一曲の出来の悪さをもカバーするといった説も面白い。
音楽を聴く時、どうしても、巷の評価に左右されがちだが、自分の耳で、きっちり聴くことが大事だと、考えさせられた。そうすれば、面白さが倍増する。

コメント
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