バンガロールは、インド南部、カルナータカ州の州都。標高1000m近くにあり、インドの中では、しのぎやすい気候で、外人にも、人気がある。トヨタの工場があることでも知られる。有名なIT企業もたくさんある。
人工1,500万人以上の大都市だが、町には緑が多く、インドの庭園都市とも言われている。街路樹は、ちょっとシンガポールを思い起こさせる。
日本食屋は、3軒あるらしいが、その内の2軒に行ってみた。
1軒は、キングフィッシャービール工場の跡地にできたUBシティにある”城”。
ご覧の通り、オリエンタル趣味を、違和感のある感じで、全面に押し出した、インド人による、インド人のための、日本料理屋だ。
それでも、日本食モドキがいただけるのは、ありがたい。てんぷら、刺身、焼き鳥、焼うどんを食べてみたが、みなちょっとづつ違和感あり。でも、衛生で、ちゃんと食べられた。その前の、アーメダバードは、日本食屋ゼロだったし、お酒もご法度だったから、その反動もあっただろう。
この巨大な仏頭は、東南アジア風。インド風ではない。もちろん日本風でもない。たぶんタイかどこかで造ったのだろう。
それにしても、この巨大な仏頭を飾れる吹き抜けスペースは、すごい。
これは、バリ島辺りで、似たようなものを見た気がする。これも、少なくともインド風ではなく、ましてや、日本風でもない。
アウトドアスペースがあって、そこでは、インド人のみなさんが飲みまくっていた。インドの中では、西洋文化がもっとも根付いている町といえるかもしれない。
レストランのカードを見たら、ハードロックカフェと同じ経営者らしい。場所も近くだったのでちょっと寄ってみたら、日本以上の大音響。とても、中にいられない。ばか騒ぎが繰り広げられていて、とてもインドとは思えない。立派な洋館風の建物だったが、以前は、普通のパブだったそうだ。
もう1軒は、もっと日本料理屋らしい播磨さん。こちらは、日本人経営者で、味も日本食らしい。やはり、日本人が最低一人はいないと、味は、保てない。
”城”のあった、UBシティも、見えた。この一角だけは、インドらしからぬ、風景に見えた。