今日は、風が冷たかったが、天気はよかった。
震災後、原発は相変わらずだが、物は、出回るようになり、なくなりかけていたガソリンも3千円分入れることができ、一息ついた。一息ついでに、ちょっと町に出てみた。
銀座は、人通りは少なかったが、店は、ほとんど通常通り営業していたようだ。
できたとは知っていたシンガポール料理の店に、初めて行ってみた。1500円のビュッフェだったが、元々シンガポール料理は、マレーシア料理に、中華や、インド料理が混ざったような庶民的な料理なので、ちょうどよかった。
品川にも立派な姉妹店がある。シンガポール料理ってどんな料理?って人にはうってつけ。
値段も考えれば、お勧めできる。
その後、渋谷で、フェルメールの”地理学者”を見に行った。レンブラントや、ルーベンスの絵もあるが、目当ては、ほとんどこのフェルメールだろう。
とにかく、フェルメールの人気は凄い。日本にいてもずいぶん見ることができている。今度、最高傑作も来る予定だし、年末にも、もう一点来る。ヨーロッパで、フェルメールを見たことがない私も、日本とアメリカで、1/3ぐらいは見たかな?
この”地理学者”という絵。素朴な庶民の暮らしを描いた絵が多い中で、何で?という感じもあったのが、まさに17世紀は、オランダが世界の覇者として、海で世界を制していた時代だったのだ。
この絵、結構小道具も凄くて、当時、最先端の地球儀、地図、コンパス等の道具が何気なく描かれている。着ている服は、当時裕福な市民階級で流行っていた”日本の着衣”と呼ばれる藍染めっぽい服だ。フェルメールとの距離が、ぐぐっと近づいたような気がした。
その他の絵も、分野別に、奇麗に展示されているが、皆レンブラント風で、傾向は似ている。
たまたまオーチャードホールで、”クラナゾ=蔵謎=Zang Mi"というショーがあることを知った。ヤン・リーピンさんは、知らないが、まさに、昨年夏、九寨溝で見たショーと同じではないか!
出演も、九寨溝蔵謎劇団とある。
ご興味のある方は、昨年の9月19日のブログを見ていただきたい。
ヤン・リーピンさんがどうこのショーに絡んでいるかは知らないが、昨年九寨溝で見た時はすばらしいと思ったので、ちょっとでもチベット文化に興味のある方にはお勧めできる。
因みに”クラナゾ”という題名ではわかりにくいが、”蔵”は”チベット”のことで、”謎”は”ミステリー”。”Tibetan Mysteries"という英文名の方が、的を得ている。