かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

帰宅難民その後のその後

2011年03月13日 | Topics
nose3きょうは、春らしい穏やかな日和だったが、一昨日の地震の映像が、次々に流れるにつれ、暗澹たる気持ちになる。先週イーグルスのコンサートを楽しんでいたことなど、夢のようだ。
町一つ一つが、津波に飲み込まれていく様子が、段々明らかになってきている。どうしようもない。世の中が、変わってしまった。
ノアの方舟などの伝説は、このような光景を見た人々が、長い時をかけて作ってきたものなのだろう。
そういえば、石原都知事が宮本武蔵よろしく立候補を表明したが、そんなニュース吹っ飛んだ。78歳は、さすがに無茶?

あれだけの防潮堤を越えてきたということであるから、これは、人災というより、想定外の大災害だったといえる。人命救助作業が続いているので、一人でも多くの命を救ってもらえるように祈るしかない。

先の話になるが、これだけの津波の被害を受けた所に、町を復興するべきなのか、議論になっていくだろう。この災害の再来を誰も否定できなくなったのだから。温暖化で、ただでさえ海水面が上がるという予測もあり、北海道へ移住する計画を真剣に考えた方がいいかもしれない。さもなければ、各町に方舟を備え付ける?

もっと世界を巻き込んだ議論になると思われるのは、原子力発電に関してだ。これも想定外ではあるのだが、では、原子力発電を止められるのかという質問に、YESと答えられる人は少ないだろう。
スリーマイルの事故の後、ずっとアメリカは、原子力発電所を作ってこなかったし、ロシアもチェルノブイリの後は、コンクリート詰めにして、周り(30kmぐらい?)に住んでいた人を、全部移住させたと記憶する。でも、原子力発電は、止められなかった。むしろ、近時は、復活する方向にあった。
原発は、無人島にしか作れなくなるか。

原発事故に対する政府の対応のまずさも目につく。こういう場合、最悪の事態に備えて動くのが、リスク管理の常識だが、小出しにしたため、被爆者まで(これも発表が人数だけなので、程度はわからないが)、発生させてしまっている。
事故の状況の発表内容も、小出しだから、専門家も、適切なアドバイスができているのか、わからない。TVに出ている解説者もとまどい気味に見える。政府内に専門家は少ないだろうから、東電と、その関連の技術者の方にも問題があると思うが。

放射能の雨が降るかもしれないから、明日は、フル防備で、肌を極力隠して出勤した方がいいかもしれない。ちょうど花粉症のシーズンだから、周りから変に思われることもないだろう。洗濯物も、外に干すのは、数日控えよう。
政府からの情報がないなら自衛するしかない。
コメント
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