かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

JOHN LENNON DAY

2013年12月08日 | The Beatles

今日は、野暮用で、東京に用事があったのだが、午前中で、終わったので、午後は、イベント巡り、三連荘。
一応、今日だから意味がある方のイベントからご紹介。

今日は、JOHN LENNON の33回目の命日。33回忌のようにも思えるが、厳密に言えば、34回忌?
昨日は、オフィシャルなゴルフと重なり、ずっと行っていたJLスーパーライブには行けなかったのだが、本当の命日に開催された、JOHN LENNON DAYの方に、行ってきた。



たぶんこのような催しが行われたのは、初めてではないか?



日比谷公会堂だったので、新橋から行ったが、いつものSLサンタ。例年よりも、きれいなライトアップだ。



日比谷公会堂は、たぶん入るのは生まれて初めて。
戦前の建物で、いかにも古い。
何の表示もなく、本イベントに来た人が、黙々と、中に入っていく。
午後5時半開場だったが、朝の9時から並んでいた人もいたという。

内容は、JLの曲のビデオクリップを挟みながらの、ゲストのとのトーク。
本イベントの音は、J-WAVEで、29日の夜中に放送されるそうなので、興味のある方は、どうぞ。

参加者からのリクエストによる3曲に続き、最初のゲストは、ラブサイケデリコ。最近CMでも、すばらしい歌を聴かせてくれている。JLスーパーライブも、もう9回参加している。
今日のゲストの中では、一番若く、JLのING体験は、さすがに無理。YOKOさんの話や、JLの楽曲の話が中心。来年も、スーパーライブ是非とのこと。
ロックを、ネガティブから、ポジティブに変えたのがビートルズというコメントは、なるほどだった。

次のゲストは、ビデオ参加の横尾忠則さん。足骨折で、急遽、ビデオ参加になった。
横尾さんとJLとの出会いは、何とあのジャスパージョーンズのプライベートパーティだったという。その時は、緊張で、全く話せなかったが、ギターを弾く右手の親指が妙に大きかったのを覚えているという。
YOKOさんから、翌日自宅に招待され、じっくり話す機会を得たという。といってもYOKOさんとの会話がほとんどで、JLは、部屋を歩きまわっていた。靴下の親指に穴が空いていたのが印象的とも。
この時の3ショット写真は、見たことがある。

次のゲストは、篠山紀信さん。
あのダブルファンタジーのジャケット撮影で有名だが、その伏線は、1974年のYOKOさんの写真撮影にあった。
1980年に撮影された写真とともに思い出を語っていたが、撮影は、2日間7時間ほどで、枚数は、700枚強。
その中で、ビューティフルボーイができた時に、できたばかりの曲が流れる中で、スタジオを訪れたショーンを抱きしめるJLの写真や、ダコタハウスで、かつて篠山さんが撮ったYOKOさんの写真集を見るJLの写真が印象的だった。
その時の写真は、100枚ほどピックアップして新たに写真集を出すそうだ。
去年、青山で、ちょっとした写真展があったけどもね。

次が、樹木希林さん。全身ガンで、心配したが、元気そう。樹木希林とJLの繋がりは、もちろん内田裕也さんによる。といっても、オオクラでのJLとの食事に、ぶっきらぼうに呼び立てられ、JLと握手しただけで、帰ったという。何ということだ。
YOKOさんとは、1974年の郡山のワンステップコンサートに裕也さんが出演してからの縁という。といっても、私生活のゴタゴタで、しばらく音信不通になり、JLスーパーライブで、また親交が復活したという。
それにしても、ユニークなキャラ。夫も夫なら、妻も妻である。

そして、トリはもちろんYOKOさん。
何でこのイベントが日比谷公会堂?と思ったが、何とYOKOさんの曾祖父さんである安田善次郎のお金で、建てられたのだそうだ。会場の横に、レリーフが飾られていた。
YOKOさんも、変人中の変人と思うが、シンプルなメッセージ、例えばLOVE & PEACE、を発し続けることで、その考えは、世界に浸透しつつある。
昨日可決された秘密保護法に対する意見も明白。ニクソン時代、JL夫婦は、政府に監視され続け、国外退去寸前だった。横尾さんがNYの自宅を訪れた時も、隠れるように家にはいったという。
もちろん運用方法の問題もあるが、多くの人が、団結して、政府に対し、警告を発し続けることが大切だと説く。

篠山さんの撮ったYOKOさんの写真を、からくりで、開けられないようにしたオーダーメイドの机を、ロストウィークエンドの時、JLに送ったのだそうだ。JLは、開けられないと、何度も連絡したが、結局開けられたのは、寄りを戻してからという。
御年80歳。
脱帽。

ということで、エンターテイメントというよりは、ひじょうに面白いエピソード語り会だった。今回のゲストは、毎年、YOKOさんと、旧交を温めているメンバーで、息もぴったり。

この催し、来年もやるのかな?
JLファンにとっては、忘れられない一日に、忘れられない話が聞けた、貴重な2時間だった。

コメント
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