今日は、クリスマスイブ。
といっても、何があるわけでもなく、知人宅で、会食を楽しんだ。
珍しいものをたくさんいただき、ハッピーな気分。
あの、アナログミステリーツアーで、取り上げさせていただいた湯浅学さん。何と、今度は、岩波新書!驚いた。
お題は、ボブ・ディラン。よく書き上げたね。
まずは、読んでみた。
かなりオーソドックスな本。
参考資料を見てみたら、押さえるべき文献を、ほとんど押さえておられる。ほとんどのアルバムの写真が載っているが、1枚を除いて、全てご自身所有というから恐るべし(斯く言う私も、全CDセットは、ゲットしたんだけど、いつ聴き終えることができるか?)。
ボブ・ディランは、知ってるけど、ビートルズみたいにたくさん知っている訳ではない。本書を読むと、隠遁したり、ゴスペルやったり、それでアルバム出したら、ベスト100にも入らなかったりと、勝手なことばかりやっているおじさんなのだ。ずっとフォローしたら、頭おかしくなるだろう。
私が、学生時代に行った武道館コンサートのことも取り上げられているが、当時は、離婚のための小遣い稼ぎとも言われたが、本書を読むと、かなり重要な位置づけのコンサートだったことがわかる。
あんな立派な編成のバンドでのワールド・ツアーは、初めてだったのだ。
そういった意味では、当時は、ディランも、まだまだ、発展途上だったのだ。
でも、やっぱり聴いていた方としては、イメージ違って、歌詞もよくわからないし、イマイチ退屈だったのを覚えている。その様子は、CD化されているから、ご確認を。
たぶん、吉田拓郎の、人間なんてみたいな演奏を期待していたのかもしれない。
一番驚いたのは、彼が、経歴詐称を平気で行っていること。実は、シカゴ駐在時代に、CD何枚組かのベスト版が出て、ゲットして、中のバイオグラフィを読んでいたら、ミネソタから、イリノイのエヴァンストンに出てきて住んでいたとあったので、当時住んでいた街の隣町なので、密かに喜んでいたのだが、真っ赤な嘘だったのだという。
彼は、ミネソタから、直接NYに行っていたのだ。
ショック。自分の作品の説明に、出鱈目を書いて、喜んでいる!
その他にも、オーソドックスな伝記風の本の中にも、ユニークなキャラを表す逸話が多数。面白い。
前回、彼が来日した時は、チケットゲットできなかったんだけど、また来てくれないかな?PMみたいな、集大成のステージを見せてくれるとうれしいんだけど。
と思ってたら、以心伝心、来日公演が発表された。
でも、前回と同じZEPPだから、チケットゲットは難しいかな?
PS
と思って、UDOのH/Pから、申し込んだら、2枚、あっさりゲットできちゃった。
宣伝文句にあるように、日本にいてラッキーかも。
それにしても、年が明けてからの、外タレ来日ラッシュは、凄い。
PMもそうだっだけどね。