かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

モネ展

2013年12月10日 | Culture・Arts



日曜の、午後のラストに行ったのが、国立西洋美術館で、始まったばかりの、モネ展。
上野駅を降りたら、銀杏の紅葉が、ピークをちょっと過ぎたぐらい。



傾きかけた陽に映えて、美しい。



落ち葉が、地表を覆っていた。



そしてモネ展。
モネ展と言っても、モネの作品を中心に、同時代の関連する作品を並行して展示するという、企画力を駆使した?展示になっている。
基本的には、西洋美術館所蔵品と、箱根のポーラ美術館所蔵品の展示だから、半分ぐらいの作品は、見たことがあっただろうか。
特に、ポーラには、何回か足を運び、特に印象派の作品が出ている時に行ったから、ほとんどカバーできてしまっていた。

モネと言えば、西洋美術館の所蔵品の骨格を成す所蔵品だが、その元となった松方コレクションが形成された時が、モネの最盛期とぶつかっていた。モネの作品が日本の浮世絵に大きな影響を受けていたことはよく知られるところだが、そうしてできたモネの作品を、日本の収集家がせっせと買っていたわけである。

モネは、フランスの中をいろいろ移り住んだが、終の棲家となった邸宅に、あの睡蓮で埋め尽くされた池を作り、時間により刻刻と変わる色を、描き続けた。
印象派を代表する画家と言えば、やはりモネということになるのだろう。
その光の追求は、徹底的なものだったのだ。

関連画家との比較も面白く、コローや、ピカソなど、画風からして、全然関係なさそうな画家との関わりも知ることができた。

見たことある作品が多数展示されていることを覚悟で、モネファンにお勧めしたい展示会。

コメント
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