昨日の続き。
昨日は、午前中の野暮用が終わった後、夜のJOHN LENNON DAYの催しまで、随分時間があったので、時間つぶしに二つ展覧会に行った。
まず行ったのが、東京ステーションギャラリーで開催中の、植田正治のつくりかた。
正直、あんまり期待していなかった。というより、植田正治が写真家であること以外、全く知らずに、見に行った。
それが新鮮でかえってよかったのか、とてもよかった。
私の親より、0.5世代ぐらい上の方だが、戦前から20世紀の最終年まで、写真という芸術にとことん取り組んだ植田さんの仕事の全容がわかる展示になっている。
写真の面白さをとことん追求。私も若い頃、面白い写真をいろいろ撮ろうとしてたように思うが、知らず知らずのうちに、植田さんの写真のイメージが頭に残っていたのかもしれない。
家族の砂浜での写真や、被写体をオブジェのように扱ったシュールな写真、カラーになってからの花の接写、そして、最後の寂しげな写真など、頭にこびりついて離れなくなるような写真がいっぱい。
東京ステーションギャラリーも初めてだったが、以外とスペースもあり、東京駅の元のレンガ壁をそのまま生かしたスペースなど、今回のように小さな展示物を多数展示するには、趣もあり、ぴったりだ。
ということで、場所も最高だし、興味のない方にも、時間調整にででもいいから、是非お勧めしたい。特に、写真を撮ることが好きな人には。