かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

仏の道絹の道

2013年12月12日 | Books


本書も、日曜の本屋で見つけた。
この手の本も、ずいぶん揃えたつもりだったが、漏れていた。
見たら、1998年に出た本。さらによく見ると、ややページが黄ばんでいる。
なぜ、今ごろ店頭に出たのか?デッドストックだったのか?
帰って、AMAZONで見たら、中古本が1円で売っている隣で、新品が1050円で売っていた。
よくわからない。

それはともかく、読んで見たが、本というよりは、写真集。
中国国内のシルクロードの写真が、たくさん収められているが、なかなかいい。
著者の山崎さんは、シルクロードをかなり踏破されたようだが、その中の中国の部分のみを、本書にまとめたものらしい。

カシュガルなど、まだ外国人に開放されたばかりとある。たった15年前の話だが、相当の変化を見せている。ウルムチも、ウイグルの街と紹介されているが、今や、漢人の街と化している。
行ったところもかなり紹介されているが、例えばトルファンなど、誰も行かない、川の反対側の石窟にまで足を伸ばしている。
普通の本では紹介されていないマイナーな遺跡も紹介されている。
無名なところは、さすがに遺跡の保存状態も悪いが、逆に、古くから、人が往来した場所だったことが、思い起こされる。

変わりゆく中国においては、こういった何気ない写真もひじょうに貴重だ。

本書を片手に、また中国国内のシルクロードも訪れたい。
コメント
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