
今日、家に帰ったら、先週末コケーシカさんで注文してあった、こけし時代10号、特装版が届いていた。
値段は、ちょっと上がったが、楽しさ倍増。
これは、実は、本のカバー箱だが、中に見えるこけしは、本物。写真の中に、本物のミニこけしを入れるセンス。
すきだなぁ。

今回は、蔵王温泉特集で、おまけは、東北の温泉の古はがき。昭和初期のものか。
そして、本誌の方だが、いつもながら充実している。蔵王温泉特集と言っているが、温海、山寺、定義など、懐かしい蔵王近辺の温泉地のこけしが、とりあげられている。
蔵王は、それこそ、学生時代スキーで、しょっちゅう行ったし、定義は宮城県にあり、中学の時の剣道部の最終合宿が行われた。合宿中、金大中事件が起こったのを記憶する。
当時、何のことか、まだよくわからなかったが。
山寺は、もちろん有名なお寺。山寺にある、こけし記念碑の話は、前にした。
いつものように、工人とそのこけしの紹介が主だが、藤子F不二雄さんの漫画が、珍しいところ。
この漫画は、昭和54年に作られたもので、蔵王こけしを題材にして、山寺を舞台にした漫画だ。
木形子感傷(こけしせんちめんたる)というノスタルジックなエッセイもいいし、最後の小芥子デザインの包装紙もコレクションも、昔出会ったことがあるような気がして、懐かしい。
伝統こけしで、制作年がはっきりしている最古のものは、明治29年の蔵王こけしなのだそうだ。保存状態がいいのにびっくり。
東北育ちということもあるかもしれないが、大好きな本である。
次回は、続津軽特集とのこと。
こけし産地は、一巡したのかな?

これは、我が家の斎藤源吉。蔵王を代表する工人の一人だが、すばらしい出来だ。