かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

東洋学の歩いた道

2014年05月27日 | Books



本書は、結構前に、東洋文庫に行った際、ゲットした。
昨年秋に、開かれた展示会の図録だが、ひじょうにわかりやすい図録で、展示会に行けなかった人にも、楽しめる内容になっている。

東洋学というのは、聞きなれない言葉だが、未知の東洋を、西洋が知ることになった時に生まれた学問と言っていいだろう。
古くはマルコポーロ、ちょっと新しくなって、ラッフルズ、もっと新しくなって、シュタインなどが、頭に浮かぶ。
彼らの残した史料が展示されていたのだが、保管しているのは、何度か行った東洋文庫、そして、細川家にゆかりの永青文庫、白鳥庫吉ゆかりの学習院大学という。国宝、重文を含む貴重な品々だ。

ただ、展覧会には行けてないので、図録で面白いのは、彼らの残した書物類。
当時の貴重な絵がたくさん残されている。ポタラ宮、アンコールワット、プランバナンなど、当時の西洋人に、東洋がどう見えていたかが、わかる貴重なものだ。

資料としても、読み物としても、おもしろい図録だった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする