GWの後半は、伊豆で、骨休みをすることにした。
ということで、今、伊豆にいる。
来る途中で、NHK特集で、話題になった歌麿の"深川の雪"を見に、箱根の岡田美術館に行ってきた。
前回、12月に行った時は、がらがらだったが、今回は、話題作の期間限定展示ということで、かなり賑わっていた。
本当は、途中で、朝食をとってのんびり向かう予定だったのだが、朝から東名大渋滞で、直接向かい、開館30分ぐらい前に着いたのだが、もう結構人が、集まっていた。
今、上野で公開中の、風神雷神の巨大壁画を見ながら、待つこと30分。
開館と同時に入場。
展示は、2階だが、ど真ん中のスペースに見やすく展示されているので、ゆっくり堪能できる。
間違いなく大作である。
栃木の豪商の注文に応じ、歌麿が描いた晩年の作品とされるが、大作にも関わらす細かいところまで、細かく、でも時にはユーモラスに描かれる。
当時の風俗も巧みに描かれ、構図もユニーク。
見る価値十分。
品川の月、吉原の花との、三部作だったとされるが、他の二点はアメリカにある。
両作品もパネル展示されているが、吉原の花が、やはり、一番、ゴージャスそうだ。
深川の雪も、一度パリに渡ったが、買い戻され、昭和23年の銀座松坂屋での展示会で3ヵ日間展示された後、忽然と姿を消し、2年前見つかったというが、大人の事情があるのだろう。
岡田美術館のライン アップ、名誉館長=スポンサー、館長=古美術研究者、副館長=古美術商トリオだからこそ、成し遂げられた成果のだろう。
その他の展示替えは、日本画で、結構あったが、陶磁器などは、少ない。
でも、見る価値あり。