かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

万葉集で解く古代史の真相

2016年12月04日 | Books
今日もゴルフ。
絶好のコンディションだったが、絶不調。
どうして、こうも調子が変わるのか。



本書は、書店で見つけた。

題名で、即ゲットしたが、とんでも本だった。

とにかく中身が奇想天外。
以前、倭が、韓国にあったという本があったが、それに近い驚き。

万葉集を古韓国語から読み解いた結果が根拠になっている。
著者の小林さんは、古韓国語を読めるわけでないが、それができる李氏の本を引用し、持論を展開される。
その持論によれば、大和朝廷成立時の闘争は、韓国国内の闘争の代理戦争になるのだが、流石に、そこまで、当時、韓国と日本が近かったとは。
疑問を禁じえない。

著者は、これ以上、自分で追求するのは困難としているが、ミクロでは、検討課題が提示されているので、追求していくべきなのだろう。

さらに、考えるべきなのは、万葉集の再考ではないかと。
古事記、日本書紀は、かなりほっくりされているが、万葉集は、編集者も、今の姿になったのがいつなのかも判然としないことを初めて知った。
序文は、失われており、表面上は、平安時代にまとめられたとあるが、それより数百年前の、難解な詩が、口頭で伝承されていたとは思えない。
しかも、その読み方も判然としない。
そこに、政治的な意図もあったというのは、確かなのだろう。
本書は、その点を表に引っ張り出したということかもしれない。

日本書紀、古事記、万葉集が、パラレルで、研究されれば、もっと新たな発見があるかもしれない。
そして、本書の言うように、穏やかな表面上の表現とは、まったく違う意味が隠されていたのかもしれない。
コメント
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