もう少しで、2016年も大晦日。
ビートルズ来日50周年ということで、ビートルズ関連の催し、盛りだくさんの年だった。
年末にかけて、まだまだ本の刊行が続いている。
1966年といえば、REVOLVERの年でもある。
来日時、アセテート盤ができていたことが明らかになっているが、ツアー後の8月に発売され、その芸術性が高く評価された。
今や、最高傑作に押す人も少なくない。
そのジャケットを書いたのが、元音楽仲間のベーシストであるクラウスフォアマンさん。
ジャケットでもグラミー賞を受賞している。
音楽でも美術でも特異な才能を発揮するマルチなタレントを持った人だが、REVOLVER作成の時を振り返る豪華本を出した。
3000部限定で、クラウスさんのサイン入り。
イラスト満載だが、ジャケット制作当時の逸話も紹介されている。
ポールとリンゴの序文があり、英語、ドイツ語併記。オーソドックスな内容だ。
当時の関係者の話が多数載る他、ハンブルグ時代の4人の様子を描いたクラウスの絵も載っている。
この絵は、たぶん既出だろう。
これらの絵を見れるだけでも、価値あり。
ジョンが彼にジャケットを依頼した話や、レコード会社からいろいろ修正が入った話なども。
すばらしい絵が満載のアート本としても、いろんなエピソード満載のドキュメンタリーとしても、楽しめる本。