かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

天皇陵古墳を歩く

2019年12月05日 | Books
昨夜のU2のコンサートの余韻が、冷めやらない。
あれだけ歌って、今日も歌えるのか?



百舌、古市古墳群が、ユネスコ世界遺産に指定され、ちょっとした古墳ブームだ。
本もたくさん出ているが、その中で、面白そうなので、ゲット。
本当は、古市古墳群を巡る前に読めばよかったのだが、それでも、面白かった。

著者の今尾さんは、古墳時代のプロだが、それでも謎が多いことが、よくわかる。
いちばんの原因は、天皇陵の立ち入り調査が認められないことなのだが、著者は、何でも調査すればいいという考えにも賛成は、していない。
そんな中、立ち入り調査が認められるようになってからは、毎回調査に参加し、貴重な発見をされている。
著者が不満なのは、宮内庁のスタンスに統一性がなく、宮内庁の調査結果も、発表になったり、ならなかったり。

その中で重視しているのは、立ち入り制限がされる前の記録や、盗掘の記録だ。
何気ない記述や、普通の挿絵の中にも、様々な発見がある。
この辺も、古墳研究の面白さだろう。
古墳名にも、いろんなパターンがある。
ミサンザイ古墳という名を時々聞くが、陵の音読みからきてるとは、知らなかった。

本書で取り上げている天皇陵は、当然近畿に集中しており、私もかなり訪れているのだが、重要な古墳で、まだ訪れてない古墳もあり、近畿を、訪れるたびに少しづつ、訪れていきたいと思っている。

一つ注文したいのは、いざ現地に行くと、道が、わかりにくいことが多いこと。
ここは、道標を、もっと増やして、古墳巡りが、よりスムーズに行えるようにしてもらいたい。
コメント
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