かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

小林克也 洋楽の旅

2021年06月29日 | Books
今日は、梅雨空。
梅雨空、ふっとばしてくれるようなグッドニュースないかな?



本書は、本屋で見つけた。

先日、80歳記念バースディ公演にも行った小林克也さんのエッセイというか集大成的な本。
生い立ちから始まって、ベストヒットUSAを通して会ったスター達の思い出等、まさにささる内容だった。

正直、ラジオはあまり聞かないので、ずっと追っかけてきてた訳ではない。
ただ、英語が喋れる日本人DJとして、またスネークマンショーでのクリエーターとして、ずっと存在感があり、追っかけてきたような気がする。
学校の先輩でもあるし。

本書によれば、英語は学生時代から好きだったようだが、だんだんプロになるにつれ、何度も学習しなおしている、本格派だ。私のような、単なるたたき上げではない。
映画を英語の字幕で見ていたというが、時代が下って、私は、キャプション付きの洋画で、勉強したというか、楽しんだのも、共通点。
通訳案内士に合格した話が載っており、実際通訳もされていたとのこと。
私も、一応合格はしているのだが、通訳ガイドができるほどの英語力はない。
英語力よりも、福山から出てきて、東京のことをあまり知らず苦労したとのことで、よくわかる。

スネークマンショーでの活躍も学生時代生で感じていた。
カセットテープに、においが出る紙などが入ったセットも買っただが、今はどこにあるのだろうか。
YMOとのコラボCDも持っている。
時代の先端を行きながら、独自の世界も切り拓いていった。

ミュージシャンたちとのインタビュー歴もすごい。
欧米でならまだしも、日本でこれだけのミュージシャンにあっている人はそういないだろう。
アメリカまでインタビューのためだけに行ったりしている。
その面談時の印象なども、まさにオリジナルのもので、通り一片のものとはレベルが違う。
知識面もディープ。
インタビューのためには、事前に様々な情報を仕入れて、双方に意義のあるインタビューにしていかなければならない。
小林克也さんの才能と、時代の流れのシナジーだ。

私も行けたCLASIC ROCK AWARDS 2016 の時の話や、80歳バースディ公演の時の話も出てくる。
両方ともすごいイベントだった。

洋楽ファンには是非一読いただきたい良書。

数か所間違いを見つけてしまったので、出版社には連絡を入れておいた。
ご丁寧に返信もいただいた。
英語のスペルミスについては、小林さんからも、苦言があったとのこと。

コメント
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