かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

MOJO 2022/11号

2022年10月13日 | The Beatles
今日は、またまた冷たい雨。
11月並みの気温というが、週末には、また30度近くになるという。



本書は、珍しく本屋で見つけた。
職場近くの本屋は、洋書が豊富で、時々、目に留まる本がある。
値段も普通だったので、即ゲット。

Revolverの特集記事が20ページほど。
もちろん他にも興味深い記事多数。
日本のように、過去を振り返る記事はほとんどなく、流石、本場だけあって、現在進行している音楽シーンを細かくフォローしている。

Revolverについての記事も、初めて聞く話や、初めて見る写真がある。
今度出るRevolverに含まれているものなのかもしれないが、Revolverの革新性を、他のミュージシャンが語る。
また、これは、よく日本でも見られるが、どのような音楽の影響を受けたかも語られる。



MOJOならではの、付録CDは、Revolverに影響を与えた音群。
音群というのは、音楽もあるが、語りもあり、様々な音源が入っているから。
例えば、1959年の永平寺の読経の音。
本当に聞いていたのかわからないが、とにかく世界の様々な音を聞きまくって、自分たちの音楽に取り込んでいったのはまちがいない。
ポールに特にその傾向が顕著だが、ヨーコといっしょになったジョン(Revolver より後だが)にもその傾向が強くなる。
そのヒントになったと思われる実験的音楽の音も収録されている。

ここからわかるのは、ビートルズは、もちろん音楽の開拓者だったが、自ら発明したということではなく、様々な先駆者が作り出したものを、自分達の音楽に、視聴者が離れないレベルまでかみ砕いて、取り入れたところが凄いということだろう。
アバンギャルドな曲や、インド音楽や、ビートルズを通して初めて聞いたファンも多かったろう。
それをまた他のミュージシャンが取り入れ、音楽の世界が、大きく花開いていった。
Rubber Soul以降のビートルズは、まさに先駆者の音楽を、自らの音楽に取り入れ、ポップミュージックを変えたグループに変わったと言える。
その傾向は、ポールに特に強いが、ジョージは、インド音楽や、シンセ音楽で、新たな傾向を取り入れ、これも大きく影響を与えた。
ジョン自身は、そうでもないが、ヨーコは、このCDに収められている音を直接ヒントにしたのではないかと思われる曲に貢献している。
凄いバイタリティ。

スティーブジョブズが、他社が持つ様々な技術を融合して、画期的な商品を次々と世に出したことも思い起こさせる。
これは、決してこじつけではない。
様々な先駆者の知恵を融合させ、消費者の手元に届く形にして世に出し、その結果世の中を変えたというところが、まさにそっくり。



Revolverの前にシングルとして出たRainのPV撮影時の写真のロビーカードがおまけ。
これも珍しいシーン。

新しいRevolverが届く前の予習用にぴったり?
コメント
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