今日は、素晴らしい天気。
何故か、新潟。
山下達郎のコンサートがなかなか当たらないので、地方公演にも応募したら、新潟だけ当たった。
ということで、観光も兼ねて。
最初は、北陸新幹線の上越妙高駅から、居多(こた)神社。
直江津(今は、上越市)、謙信の本拠地。
越後の一宮。
今は、仮社殿。
居多の紙は、大国主神のことで、出雲から海を渡り、越の国の奴奈川姫と結ばれたことから、縁結びのかみとされる。
かつては、港があり、親鸞が流されて、上陸したところと伝えられ、北陸での浄土真宗がここから広まった。
小さい頃読んだ安寿と厨子王の話も、ここが舞台という。
次に訪れたのが、彌彦神社。
同じく越後国一宮なのだが、燕三条に近い西蒲原郡にあり、居多からは、結構距離がある。
立派。
延喜式にあり、万葉集にも詠まれている古社。
祭神は、天香山命(あめのかぐやまのみこと)で、天照大神のひ孫とされる。
これは、随神門。
社殿は、1916年の再建。
背景に見えるのが、弥彦山で、ロープウェイで登ると絶景だそうだ。
また、ゆっくり訪れたい。
宝物殿があり、源義家や、謙信縁のものなど、興味深い展示が、たくさん。
特に、刀剣類は、見事で、大太刀など、本当に人間が持てるのか、巨大なもの。
珍しいのは、神武天皇から、平成天皇までの、肖像画で(もちろん、その9割以上は、想像だが)、佐川急便の会長が、建物ごと、寄附したものという。
そしていよいよ新潟市内へ。
信濃川の河口の街だが、かつては、もっと川幅が、広がっていた。
まず訪れたのが、白山神社。
新潟総鎮守。
一帯が、公園になっていて、コンサートが行われる新潟県民会館も、近くにある。
こちらも立派な神社で、もちろん、白山大神を祀っている。
白山から運んだ石も、祀られていた。
奥にも、摂社があり、お参りして来た。
それぞれの摂社にユニークな言い伝えがある。
やはり近隣にある立派な建物は、新潟県政記念館。
重要文化財で、1883年の建物。
1932年まで、県会議事堂として、使用された。
その後、さまざまな形で、転用されたが、1975年から、今の形で公開されているという。
北海道庁と同じで。これから長期間改修工事で見れなくなるということで、中に入ってみた。
かつては、このような形で、県議会が、開かれていたのだろうか。
そしていよいよ山下達郎のコンサート。
17時から、ホールへの入場開始、17時半より、会場への入場開始。
18時半からコンサートが始まって、休憩なしで、終わったのが、21時半。
素晴らしいコンサートで、新潟まで来た甲斐があった。
新潟は、ツアーを開始した時から来ていて、もう30回以上という。
ツアー始めた40何ほどまあ、まだ満席でない会場が多かった中で、新潟は、常に満席だったという。
せっかくなので、グッズも買い込んだ。
まりやさんのサインは、ダブルのだが、敬意を表して、ペアでゲット。
最高の記念になる。
コンサートの方だが、softlyからの曲もたくさんやってくれたが、往年の名曲もたくさんやってくれて、幅広いファン層の期待に応えるセトリ。
このメンバーで、2008年から、ずっとやっており、300曲以上の作品の内、100曲以上完璧に演奏でき、内40曲は、今回のツアーで、演奏できるよう仕上げてあるという。
そこから、演奏曲を選ぶのだから、困ってしまってワンワンワワン。
席は、右端ではあるが、なんと❗️前から、2列目のかぶりつき席。
先日の横浜でも演奏してくれた難波さんは、常に目の前。
達郎さんとの距離も10mない。
こちらに歩いて来ると3mぐらいで、大迫力。
1700人入れる会場で、一番歌いやすいサイズという。
アンコールで、マイクなしの歌もあるから、アリーナツアーは、絶対無理。
来年、ライブ盤を出すそうで、それと、初期のアナログ版が、高値で転売されているので、阻止すべく、リーズナブル価格での、再発を企画しているとのこと。
かつてのミュージシャンは、アルバム作りが中心にあり、新作を引っ提げてツアーをやるパターンだったが、ダウンロード中心の世界になり、アルバム作りの優先度が下がり、ツアーを中心に据えることに、2008年に切り替えたのだという。
2020年は、オリンピックで、元々ツアーは控える予定だったが、昨年のツアーも全てキャンセルになり、今年のツアーは、3年振り。
残り10回を切ったが、本人のコロナ罹患で、数回は、来年に延期になっている。
来年もツアーをやる予定だそうで、いよいよ古希ツアーになるが、今日の感じだと、全然やれそうだ。
まりやさんのツアーもコロナでキャンセルになってしまったから、来年どうかな?
結構、真面目なMCが、多い中、笑わせネタとしては、コロナのワクチン接種での出来事。
記念写真や、素手での握手を求められたという。
さもありなん?
プーチン、習近平、小池百合子と同じ69歳という自虐ネタも。
音だけのクラッカーを鳴らすのも、ご作法のようで。
softlyのカバーは、山崎さんの作品だが、前から親交がありいつかお願いしようと思っていたとのこと。
山崎さんは、元は、フィレンツェで、ルネサンス期の絵の勉強をしていたとのことで、このジャケットは、まさにその手法による。
今度、この絵の原画も含む肖像画の個展を開くそうだ。
カバー曲も数曲。
ハイティーンブギには、驚いた。
アトムの子では、本当の鉄腕アトムも。
でも一番は、やはり君は天然色かな。
カバーと言えるかわからないけど、ジーンと来る。
次から次へと、いろんなことを思い出すので、切りがないのだが、この辺で。
明日も、新潟ツアーの予定。