今日は、ビートルズデビュー60周年。
1962年10月5日に、シングルLove Me Do が発売された。
50周年記念行事?が一巡したと思ったら、60周年記念行事の幕開けか。
音源リリースの方は、60周年とは関係なく、Revolver がリリースされることになったが。
流石に、For Sale 以前は、いい音源はあまり残っていないだろう。
60周年記念行事第一弾は、ファンクラブ発行のザ・ビートルズ デビュー 60周年記念号。
割高感は否めないが、もう20年以上会員だし、律儀に付き合っている。
アルバム毎の特集号は、既に出しているので、本書では、それ以前の、Love Me Do を出すまでもカバー。
結構一般的には知られていないことも多いので、一般的なファンにとっては、面白いかもしれない。
基本的には、既出の情報なのだが、クォリーメン時代のRod Davisのインタビューとかを加え、独自性を出している。
当時の、スキッフルと、ロックとの関係とか、その時代に生きた人でないとわからない空気が面白い。
そして、ビートルズのパーツが一つづつ埋まっていく過程、パーツがそろってから、微調整しながら、発展していく過程が、わかりやすく説明されている。
改めて、その偶然の奇跡に感動。
ネタ本を丹念に拾っていけば、どこかに書いてあったのだろうが、私の誕生日の翌日に、スカラ座のボールルームでのオーディションを受けている。
私が持っているエディコクランのサインがなされた1960年4月~5月のツアーを見たことが大きな契機になっていたこと、アラン・ウィリアムスが、いい意味でも悪い意味でも、初期のコンサートを差配していたことなども、再認識した。
付録に、当時のマージービートのメンバー紹介(競業というより仲間的な意識が強かったと思われる)や、細かい年表(昨日のFab4ギャラリーにも展示されていた)。
ちなみに表紙の写真は、ずっと後のものなので、本書の表紙としては、いかがなものか。
デビュー前のビートルズに興味のある人は読んでみたらいかが?
他にも良書はたくさんあるが。