かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

佐渡満喫

2022年10月21日 | Other Eastern Japan


昨日は、新潟県の越後国を満喫したが、せっかく来たので、今日は、佐渡の国を巡ることにした。
往復ジェットフォイルを利用。
もっと揺れるのかと思ったら、なめらかな走り。
スピードは、それほど出てないと思ったが、1時間ちょっとで着く。
それでも、今日家に帰るので、正味5時間ほどの旅。
本当は、最初に、椎崎諏訪神社に行こうと思っていたのだが、ナビで場所特定できず。
そう言えば、今日は、初めての日産ノートで、最初慣れるのにちょっと時間がかかったが、パワーが感じられて良かった。

そして向かったのが、佐渡国一宮の度津(わたつ)神社。



着いた両津港は島の真ん中にあるが、度津神社は、南の端の方にある。
近くには、小木港があって、直江津からフェリーが、出ている。
祭神は、五十猛神で、素戔嗚尊の子という。
やはり出雲絡みなのか。
 


延喜式に載る古寺だが、洪水で資料は、全て流されてしまってよくわからない。
今の本殿は、1709年、拝殿と幣殿は、1937年に造られた。
台湾阿里山の檜が使われた。



せっかく、南に来たので、宿根木(しゅくねぎ)へ。
吉永小百合さんの、JRのCMのロケ地として、有名になったが、手軽に来れる秘境として、人気が出て、今日も少なくとも3グループが訪れていた。
上から見下ろすとこんな感じで、焦茶色した木造の建物が、小さな空間に、肩を寄せ合うように、ひしめきあっている。

中に入ると、ますますその感が強まり、道は、狭く、迷路の様。
ベネチアを思い出した。



絵になるスポットが、多くてたくさん写真を撮ったが、これがあの有名な三角家。
1846年の水害後に移築されて来たというから、建物自体はもっと古い。
もうちょっと、ゆっくり散策できればよかったが、公開されている家も、ほとんど、クローズだったようだ。
これから、厳しい冬に向かう。



ここから、佐渡金山に向かったが、途中の景色が素晴らしい。
今回は、行けなかったが、自然の景観にも恵まれた島で、次回は、泊まりで訪れたい。
ただ、今回のようにいい天気かは、保証の限りではない。

この辺りは、真野湾と呼ばれているが、近くの真野御陵に由来する。
何故ここに御陵が、あるのか。
これも、次回訪れたときに解明したい。



佐渡金山で、まず訪れたのは、北沢浮遊選鉱場跡。
巨大な遺跡になっている。
ここに鉱石を持ってきて、砕いて、金銀などの有用鉱物を抽出していたのだという。
隣に、発電所も残されていた。



そして佐渡金山ツアー。
2ツアーあって、普通だったら両方行くのだが、時間が、なかったので、割戸が見れる道遊坑コースにした。
こちらのコースは、明治から、平成元年まで続いた坑道で、機械によっては、昭和40年代のものもあった。
行けなかった宗大夫坑コースは、江戸時代のものという。



中は、薄暗く、ひんやりしている。
公開されているのは、ほんの一部だが、それでも雰囲気は、味わえる。
今は、酒造メーカーの保管庫として使われている部屋もあった。
天然の冷蔵庫。



ちょうど、割戸の下辺りでの、再現風景。き
トンネルというより、巨大な洞窟と化している。
鉱脈を辿って掘り進めた結果だ。



外に出ると、当時の機械類が展示してある。
これは人足を運ぶトロッコ。
強制労働があったと、彼の国が騒いでいる。
そのせいで、世界的遺産申請が遅れたのか。
どうかしている。
綺麗に整備してあり、それぞれの機械がどのように使われたかが、わかるように工夫されている。



そこから少し山を登ると、道遊の割戸を見下ろせるスポットがある。
これは、圧巻。
金の魅力に取り憑かれた人々の夢の跡?
ここまで、大きな穴を人力で掘れるものなのか?



遠くから見るとこんな感じで、佐渡金山を象徴する景色になっている。



これは、堀った鉱石類を砕くために運ぶトロッコ。
凄い労力だ。



下に選鉱場跡が、見える。



ギリギリ、最後に訪れたのが、トキの森公園。
日本のトキは、絶滅してしまったが、同種の韓国のトキを育てている。



これが、日本最後のトキのキンの剥製。
日本国民みんなが悲しんだ。



現在飼育中のトキ。
本当は、もっと近くで見れるケージもあるのだが、鳥インフルが流行り出したということで、接見禁止。
ビデオでの、実況中継になっていた。
ちょっと残念。
その他にも、トキの仲間が展示されているのだが、あの微妙な色は、出せていない。
トキの復活を祈りたい。

ということで、無事、佐渡の、見どころを制覇。
次回は、もっとゆっくり訪れたい。
コメント
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