かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

エドフ & コム・オンボ & アスワン

2024年01月07日 | Europe・Middle East・Africa


今日は、ルクソールから南下。
移動の合間に遺跡に寄ったという感じ。
ナイル河クルーズも同じルートで、一斉に遺跡に行くから混み合ってたいへんだそうだが、上陸時間とダブルこともなく、ゆっくり見れた。

最初は、エドフのホルス神殿。
これも巨大な神殿で、プトレマイオス5世から12世にかけて造られた。
プトレマイオス12世は、クレオパトラの父だ。



ホルス神の像。
立派。



素晴らしいレリーフが至る所に残っている。
これは、香水の作り方。
説明付き。
このレリーフは、ナポレオンも見ていて、フランスで香水が、造られたと言っていたが、まだ、ヒエログリフは、解読されていなかったのでは?
香水製作所もあったという。



これは、クレオパトラ1世だったかな?
あまりにも種類が多く、ヒエログリフも読めないため、覚えきれない。



次に訪れたのは、コム・オンボ神殿。
さらに、南に下ったところにある。
こちらは、ワニの神様を祀っている。

南への道路は、鉄道と並行しており、ナイル河にほぼ沿っている。
舗装は、一応されているが、一部轍ができるほどで、状態は、悪い。
さらに、交差点の手前に、減速させるための出っ張りが設けられていて、距離の割に、時間が、かかるのには閉口した。



ここにも素晴らしいレリーフが多く残されている。
世界最古と言われるカレンダーで、当時1月29日であったことがわかる。
日にち毎に、お供物と、祀る神が指定されている。

これは、世界最古と言われる医療器具。
メスやなどは、もちろんだが、カテーテルまである。
ミイラ作りのため、医療技術も高かったと考えられている。

ワニのミイラの博物館が併設されており、結構立派でびっくりした。



そして、さらに南下し、アスワンへ。
アスワンハイダムで有名だが、ダムは、さらに南。

そこで訪れたのは、未完のオベリスク。
40m以上のオベリスクを掘り出そうとしたが、ヒビが入ったため、放棄された。
当時は、石を切る道具などなく、より硬い花崗岩で、穴を作り、そこに木を打ち込んで、湿らせることにより、石を割ったということだ。
とてつもない労力を要したろう。
回りは、石切場になっており、石を割るための穴が今も残る。
ピラミッドのための石もここで切り出され、ナイル河を使って、ギザまで運ばれたという。

今回3本オベリスクを見たが、今エジプトに残っているのは、その3本だけという。
ドイツに20本以上あり、フランス、トルコにもある。
トルコ統治時代に、持ち出されたという。
 


アスワンは、列車、ナイル河クルーズの終着点で、賑やかだ。
中洲で、花が栽培され、香水、香油の産地。
アスワンの砂は、質が高く、良質のガラスが作れるという。
ということで、香油と、ラクダのデザインの香水瓶をゲット。



ホテルは、やはり中洲にあり、船に乗らないと行けない。
ちょうど、陽が落ちるところだった。

明日は、いよいよアスワンハイダムから、アブシンベル宮殿に向かう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする