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エジプト旅行の報告は、いましばらく時間がかかりそう。
予備知識がほとんどなかったから、知識を整理したいところがあって、ちょっと本を読んでいる。
本書は、その内の1冊。
昨年に出たばかり。
著者は、最近テレビにもよく出られている河江さん。
日本でのツタンカーメン展の企画者でもあった。
吉村さんに代わって、最近はエジプト学の第一人者になられていて、様々な発掘・発見もされている。
本書は、その河江さんが、エジプト関連の膨大な書から、テーマ毎にエッセンスをまとめてくれていて、まさに私のような初心者にぴったり。
かつ結構ディープに考察してくれている分野もある。
ピラミッド、神殿、博物館などで説明を聞いたけど、記憶しきれなかったことを、見事に丁寧に説明いただいている。
それでもなかなかわかりにくいのが、古代エジプトの神々図鑑。
名前に元々馴染みがない上に、姿が、人間だったり、動物だったり、その合体した姿だったり。
現地で撮りためた写真と比較しながら、理解を深めたい。
ピラミッドの内部の説明も結構詳しいのだが、入ったピラミッドの中で、階段ピラミッドの内部の図が、我々の通った通路と違っている。
見学用に新たに作ったルートを通ったのかもしれない。
ネットで追加で調べてみたい。
本書で取り上げられている地域は、ほとんど我々が回ったルートに集中しているので、都合がいい。
我々が回ったルートは、定番ルートなので、地球の歩き方+1冊ということであれば、本書を自信を持ってお勧めしたい。
もっと詳しい本は、たくさんあるのだが、素人にはちょっと手に余るだろう。
本書に参考文献が30冊ほど挙げられているので、詳しい情報を知りたい人には、材料に事欠かない。