かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

カイロ

2024年01月10日 | Europe・Middle East・Africa


今日は、いよいよ最終日。
金(カルトゥーシュ)のお店に行ってから(流石に手は出さず)、モハメドアリモスクへ。
城砦の中に、トルコ支配時代の200年前に建てられたカイロ最大のモスク。
正直、モスクは、たくさん見て来たのであまり期待していなかったのだが、素晴らしかった。
イスタンブールのブルーモスクをイメージして、建てられたという。



中も見事で、思わず見とれてしまう。
中庭には、木製の大きな時計があったが、コンコルド広場のオベリスクと交換にもらったものという。
トルコ人は、エジプトの歴史には、関心がなかったようだ。



そして、ハン・ハリーリ市場。
細い道が曲がりくねっていて、そこに所狭しとお店が並んでいる。
昼なので、そんなに賑わっている感じはしなかったが、夜は、人も通れないほどだという。
雑貨、服、香辛料の店が多かったが、カーテン専門店が並ぶ通り、食料品が多い通りなど、分野毎に分かれているという。



そして、エジプト考古学博物館。
大エジプト博物館の完成が遅れていて、ほとんどのお宝が、まだこちらに展示されているが、引き続き3月の新博物館オープンを目指しているととのこと。
大阪万博と一緒?
お宝の一部は、引越しもされたようだが、そのほとんどは、引越し準備の気配も感じられず、また延期になるのだろう。
新博物館には、日本のODAも入っている。



中は、広々としているように見えるが、展示を見ていくと、所狭しと並んでいる感じ。
たぶん展示しきれてないものも、数多くあるのだろう。



他の博物館にも、エジプト系の展示はあるが、それぞれの博物館の目玉と言えるようなお宝が、この博物館にはずらりと並んでいて、真面目に見ていたら、何日あっても足りないだろう。
考古学博物館というだけあって、新しくても、せいぜいローマ支配時代ぐらいまで。
古いのは、5千年前のものから。



そして、なんと言っても、目玉は、ツタンカーメン関連の展示。
その中の最重要なものは、別の部屋に展示されていて、そこは、撮影不可。
素晴らしかった。
アンビリーバブルとは、このことだ。
実は、小1の時、親に連れられ、一度見ているのだが、高くて見えにくかったことぐらいしか記憶がない。
その後、門外不出となったと思うから、本当に再会できて良かった。
まさに、世界の至宝だ。



部屋の外にも、ツタンカーメンの椅子や、アラバスター製臓物入れや、装飾品など、多数展示されている。
何度訪れても飽きない博物館だ。

ということで、全日程終了し、帰途に着いた。
遠いのが玉に瑕だけど(乗り継ぎ便だから、16時間ぐらいかかる)、最高の旅ができた。
なかなか行きにくいところで、無事に全行程完遂でき、大感謝。
コメント
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