かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

お釈迦さまの生涯

2014年05月26日 | Books


本書は、ガンダーラの美術の本を読んで、奈良さんの他の著作を調べて見つけた。

といっても、奈良さんは、監修で、山田さんが文、その奥様が絵を書いておられる。
しごくオーソドックスな本で、お釈迦さまの生涯を、簡潔に、でも結構普通の人は知らないところまで紹介してくれる。
そういった意味では、決して初心者向けの本という訳でもない。

ブッダの生涯において、悟りをひらかれてから、最後の旅に出るまでの、布教期間は、記録があまりないが、本書では、ブッダ75歳の時に、2大弟子が亡くなったことや、帝釈窟での説法の話や、サンカシャーの山道宝階の話も、その他の伝えられている話と同列に扱われている。

ブッダの生涯を、絵本的に学びたい人には、うってつけの本。
もう1冊奈良さんの本注文中。そろそろ届くはず。
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ガンダーラ美術の見方

2014年05月25日 | Culture・Arts


今日もゴルフだった。
前半は、そこそこだったが、後半は、調子よくて、同コースの本人レコードタイ。トータルでもまずまずのスコアになった。
先週、ワーストで、今週は、レコードタイ?
ここから、本格反転を目指したい。

本書は、前回トーハクに行った時、新装なったミュージアムショップでゲットした。
元の発行は、1999年だが、ゲットしたのは、2009年発行の第三版。結構ロングセラーのようだ。

流石、しっかりした内容。
一部、写真ではなく、お嬢さんの描いた線画になっており、家族ぐるみで、完成させた本なのかもしれない。

ガンダーラにとどまらず、初期の仏教美術全般を、丁寧に説明してくれる。
その後、いろいろな発見があったので、必ずしも最新の内容ではないかもしれないが、初期の仏教美術がどうできてきたかを体系的に知るには、ベストの本になっている。

仁王様、金剛力士像、ヘラクレス像の流れを言われると、一言もない。
クシナガルにあるブッダの荼毘塚の変遷の推定図も、なるほどと思わせる。
今は、形が崩れているが、以前は、サーンチの仏塔のような姿をしていたのかもしれない。

初期の仏像には、菩薩が多いが、最近の書では、如来というと恐れ多いので、菩薩としたと説明されているが、本書では、菩薩如来と紹介されている。
菩薩如来?菩薩と如来って、別物?
この辺、もう少し体型づけた分析が望まれる。

それぞれの経典ができたタイミングと、それぞれの仏像が刻まれたタイミング。
もしかすると、矛盾だらけなのかもしれない。
それほど、仏教は、多くの変遷を経て、我々の中にある。
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和ジャズ・プレイズ ビートルズ・スウィング 白盤

2014年05月24日 | The Beatles



今日は、先週に続いて、最高の天気。
富士山の見えるゴルフ場で、プレイ。



調子も戻ってきた感じで、このまま回復してくれるといいのだが。
温度が上がって、雲が出てきたが、富士山の頂上は、雲の上。



和ジャズのビートルズシリーズの第三弾。
ホワイトアルバムの曲のジャズ版と思ったら、全然関係なくて、赤盤、青盤で収録しきれなかった日本のジャズメンによるビートルズの曲の演奏をCD化したもの。
初CD化の音源も多いので、ジャズファンには、応えられない内容だろう。

それにしても、曲ができてホカホカの時に、ジャズバージョンの演奏・レコーディングが日本で行われ、レコード化もされている。時代が違うとは言え、当時のビートルズの凄さと、よりメジャーだった日本のジャズ界を思い起こさせる。
今だと、著作権の関係で、こんなに早く、カバーバージョンは、出せないかな?

青盤に比較すると、ややオーソドックスな演奏が多い気もするが、やはりサイケなTOMORROW NEVER KNOWSが、秀逸。サイケ全盛、新しい芸術へのハングリーさを感じさせる、これまた楽しい1枚だった。


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井上陽水 氷の世界ツアー 2014 5月23日 セットリスト付

2014年05月23日 | Music



今日は、井上陽水さんの、氷の世界ツアー2014に行ってきた。
昨日予習をして行ったのだが、効果抜群。会場で、40周年記念バージョンがおまけ付きで売ってたけど、予習が肝心?
6時15分開場だったが、開場前に、既に待つ人の列が。



陽水さんのコンサートは、何回目だろうか。
ただ、家内には負ける。最初に買ったアルバムが”氷の世界”で、かつ、当時の陽水さんのコンサートに行った時の前座が、RCサクセションだったという。
ありえない時代。

相変わらずのMCだが、当時の思い出話がたらたらと。
恋愛ものの歌詞などくだらないということで、もっと高尚な歌詞の歌を作ろうと努力してできたのが、”たいくつ”。
アドリブで歌ってくれたが、笑ってしまう。
”つめが伸びているぅ!親指が特にぃ!伸ばしたい気もするぅ!どこまでも長くぅ!”
よくこんな歌詞の歌を作ったものだ。

そういってしまうと、氷の世界の歌詞も、ユニークなものが多いのだが、インパクトの強さの中で、アルバムの中に溶け込んでしまっている。
自分の歌詞でないものの中に、小椋佳さん作詞の”白い一日”がある。この一曲のみ、星勝さんが編曲に加わっていない。その他はすべて、星勝さんが、編曲に加わっていて、共同作業のように作ったのだろう。
今回のツアーでもギタリストとして参加している安田裕美さんのギターの旋律も印象的。
高中さんのパートは、陽水さんのツアーにはよく参加される長田さんがプレー。もちろん、凄い。
アンコールの”夢の中”では、その星勝さんが、シークレットゲストとして登場。
陽水さんとの会話は、ほとんど、ギクシャクした漫才みたいだったが、見事、笑いをとった。

コンサートの前半は、氷の世界のアルバムから、全曲披露という珍しい構成で、特に我々世代には、印象的なコンサートとなった。
ポールが入院中と報道されており、回復を祈ってということで、The Long And Winding Road も熱唱。声も、伴奏のアレンジも、曲にぴったりだ。
そういえば、前回のツアーでも、”Hello Goodby ”歌ってたね。

スカパーは入ってなかったけど、昨日で、収録は終わったのかな?

毎日セットリストが少しづづ変わるようなので、今日のセットリストを載せておく。
この他に、”たいくつ”がアドリブで入ってたので、念のため。
ポールが無事帰国したら、流石に”The Long .....”は、なくなると思う。

1、5月の別れ
2、感謝知らずの女
3、水瓶座の夜
4、あかずの踏切り
5、はじまり
6、帰れない二人
7、チエちゃん
8、氷の世界
9、白い一日
10、自己嫌悪
11、心もよう
12、待ちぼうけ
13、桜三月散歩道
14、Fun
15、小春おばさん
16、おやすみ
17、リバーサイド ホテル
18、ジェニー My Love
19、愛されてばかりいると
20、The Long And Winding Road
21、最後のニュース
22、いっそ セレナーデ
(アンコール)
Happy Birthday
夢の中へ(星勝さんと)
少年時代
眠りにさそわれ



お土産に、パンフはなかったので、Tシャツなんぞを。



色は、グレイで。デザインは、氷の世界のジャケットをモチーフにしたものだが、なかなか訳がわからなくてよい。



腕に付いてるこのマークは、何だっけ?Apple?それとも、窓の外にはリンゴ売り?

陽水さん、まだまだ元気。声も元気。MCも、脱力感いっぱいで元気。

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氷の世界

2014年05月22日 | Music


氷の世界が出てから40年という。日本初のミリオンセラーというが、あんまりそういう意識はなくて、とにかくインパクトの強いアルバムという印象がある。
ただ、LPは持っていないので、たぶん友達から借りて、モノラルのカセットテープか何かにダビングして聞いていたものと思われる。
たぶん楽譜を持っていて、ギターを弾きながら歌っていたため、曲もよく覚えていたのだろう。
付属の歌詞カードにコードが書いてあるけど、これを見ながら弾いていた記憶はない。
当時は、コピー代も高かったし。

その後、アルバムを通して聴くことはなかったが、今回40th Anniversary Special Edition が出たので、ちょうどいい機会と思ってゲット。
まずは、最新リマスターのSHM-CDを聴いてみた。
40年前と変わらぬインパクト。初のミリオンセラーというだけあって、名曲ぞろいで、どの曲が一番と聞かれたも困るぐらい。
個人的には、帰れない二人なんだけど、世間一般では、心もようぐらいになるのかな?
リマスターのせいか、声、音が、より強烈に聞こえる。流石に、声が若い。

おまけの白い一日別バージョンは、本当におまけ?
確かに別テイクだが、アレンジは、一緒なので、新鮮味はない。



おまけDVDは、NHKで放送された「氷の世界 40年/日本初ミリオンセラーアルバムの衝撃とその時代」に、未公開シーンが追加されたもの。見れてなかったので、ちょうどよかった。
流石にNHKで、構成がしっかりしているし、節目節目で、氷の世界の曲が演奏される。
氷の世界が、ロンドンで、録音されたとは、知らなかった。
さらなるおまけに、氷の世界と帰れない二人の演奏フルバージョン。
至れり尽くせりで、ちょっと高いけど、満足感大。

陽水さんを、ほぼ10年遅れで追いかけていることに気づいた。
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