かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

懐かしソノシート大全

2018年03月26日 | Books



本書は、ネットで見つけた。
昨年秋に出たばかり。

子供の頃の思い出は、たくさんあるが、親から買ってもらった高価なものとしては、プラモデルとソノシートがあったように思う。
今は、どちらも、失われてしまったが、頭の中にしっかり記憶されている。
それを、こつこつ集めた人が本にした。
懐かしくて、ついゲット。

ソノシートにはいろいろあったと思うのだが、鮮明なのは、ウルトラQとウルトラセブン。
ウルトラQのは、本番ではなかったナメゴン対ゴメスのような気がするのだが、本書では、ウルトラQのソノシートで、ダントツ人気だったとされている。
ウルトラセブンは、エレキングだったと思うのだが、なぜか記載がない。
朝日ソノラマの刊行リストもついているが、題名だけなので、特定ができない。
でも、その辺まで載せたら、情報量が多すぎて、かえって読みにくくなるだろう。

その他、当時流行った子供向け番組の情報が、幅広く、簡潔にまとめられていて、これまた懐かしい。
私は、1970年ぐらいにはその世界を卒業してしまったので、以降のものについては、知らない情報も多い。

もう一つ残念だったのは、東京オリンピックの5枚ぐらい組のソノシートの情報がなかったことだ。
これは、親が、たぶんカルピスか何かの懸賞で当てたもので、オリンピックの実況中継の音や、当時の日本を代表する音(がまの油売りの音が入っていた)が、収めれていた。
網羅的な資料などはないから、こういった情報も集めて、厚みをつけていくしかないだろう。

私が、持っている珍しいそのシートとしては、昨年バイナル盤で再発された、ビートルズのクリスマスレコードがある。
これも、保存のいいものは、少なく、ソノシートの難しさを感じる。
一方、レコードに比べ、安くて、情報量の多い媒体だった。
今では、想像しにくいのだが、ビデオも、テープレコーダーもなかった時代、ソノシートの音は、情報量豊富な冊子とシンクロし、夢のような媒体だった。
ポータブルプレーヤーは、今で言えば、家族みんなで使うデスクトップPCと比し、パーソナルなiPadみたいな存在だった?

実家探したら、残ってないかな?

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花見

2018年03月25日 | Kamakura ( Japan )


今日は、午前中、八幡様にお参りに。
段葛の桜は、3分咲き?



この桜は、いつも早い。
カマキンが再開すると聞いたがどうなるのか。



ソメイヨシノではないよね。



上から見下ろした桜も、盛り上がりいまいち?



心字池の桜は、いつもの通り鮮やか。



午後は、W大(院)の卒業式へ。
私もやっと子育て卒業?



全員が角帽を放り投げて終了。
アメリカ的?
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ウルトラセブンの帰還

2018年03月24日 | TV Program
今日は、家族のスマホ買いに行ったけど、高いねー
機能は、凄いけど。



ウルトラマンの飛翔の続編として、出たウルトラセブンの帰還。
INGで体験した世代の者として、本当によく書かれていると思う。
その内容が、視聴者が何となく感じていたことを、的確に裏付けている。

ウルトラマンから半年を経てスタートしたウルトラセブン。
待ち望んだスタートだったが、今ひとつ盛り上がりに欠けたように感じた。
当時は、怪獣類のネタ切れが原因かなと思っていたが、本書を読むと、制作側の問題がどんどん膨らんで来て、それが、じわじわと視聴者に伝わってしまったものだということがわかる。

怪獣類を宇宙人としたことで、戦闘シーンの撮影が難しかったり、激しさに欠けたりしたものもある。カプセル怪獣の存在も中途半端名な結果になり、これも、いろんなアイデアの折衷案の結果だ。

しかし、その中にも優れた作品が多くあり、またアンヌ隊員の存在も、一味違ったものになっている。そして、ウルトラマン→ウルトラセブンと続いたことで、帰ってきた→エース→今へとつながるスタートにもなった。

メトロン星人や、エレキングなど、子供ながらに、強い印象を受けたのを覚えている。

悪戦苦闘して、この作品を世の中に出してくれた円谷チームと、その裏話を表に出してくれた白石さんに拍手。

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ウルトラマンの飛翔

2018年03月23日 | TV Program


日比谷シャンテに新しいゴジラ像ができたと聞き、帰りに寄ってみた。
造形は、シンゴジラデザインらしいが、すばらしい。
サイズを、1.5倍ぐらいにしてくれれば、もっとよかったが、いい名所になるだろう。



ウルトラQの誕生の話は、前にしたが、その後、2編が発刊されている。
その1が、ウルトラマンの飛翔。

すばらしい。
よくも、これまで、リアルに当時の様子を発掘したものだ。
特に、ウルトラQから、ウルトラマンというヒーローものに、転換する過程が凄いというか、混沌というか。
WoOという企画が進んだが、レッドマンになり、最後にウルトラマンに突如スイッチ。
ウルトラマンに決まった瞬間は、ホントにぎりぎりのタイミングだった。
ウルトラQの限界から、生まれたヒーロー。
そして、50年以上たった今もヒーロー。
なかなかない奇跡だ。

本書を読むと、その一つ一つのステップが、手探りだったことと、絞り出した知恵の集約だったことがわかる。
それぞれのストーリーにも、思い入れが。
そして、3クールという中途半端な期間で打ち切りになった経緯。

海外にも売りたいという思惑も、番組制作に影響を与える。

戦後まだ、20年の時期、これだけの力をエンターテイメントに注力できたこと自体、奇跡?



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太陽がいっぱい

2018年03月22日 | Movie



この映画を見たのは、いつ以来か。

本BDには、1972年と1984年のTV放送時の音がついているが、たぶんそれらを、どこかで見たのだろう。

本当に久しぶりに見たが、サインの練習をする場面と、最後の場面を鮮明に覚えていたが、あとは、ストーリーは、覚えていたが、映像までは、記憶していなかった。
今回、アランドロンの初期の映画を見て来ており、その代表作が、4K修復され、BDで出たのでゲットした次第。

ネットでは、色が青くないという意見が多いが、それよりも、圧倒的な鮮明な画面に感動である。
付録に従来の画像と、4K画像の比較があるが、圧倒的に違う。
今のアランドロンのインタビューが特典映像でついており、本当にアランドロンの人気を圧倒的なものにしたこと、ルネクレマンに抜擢されたこと(本当は、殺される方の役の予定だった)などが、あっけらかんと語られる。
1960年の映画だから、60年近く前の映画になる。歳をとるのも無理はない。
クレマン監督のインタビューも。拘りの強い、芸術家肌の監督なのだろう。
暗黒映画の走りで、ずいぶん非難を受けたのだそうだ。
今のアウトレイジを悪くいうのと同じ理屈だろう。

物語は、今さら紹介するまでもないが、やはり、映像の切り方が、斬新で、芸術性を感じる。
音楽は、ニーノロータで、こちらも映画音楽の代表と言える。

映画がまだ娯楽の中心だった時代の名作として、見ておくべき。
コンパクトな冊子もついている。


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