CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

藤堂平助、散華

2004-10-31 21:46:52 | NHK大河ドラマ感想
ああ、また一人逝ってしまった・・・・

という井上源三郎先生の言葉の通り
惜しい人をまた無くしてしまった
前半の先生同士の口論
後半の殺陣

というか、なんだろう、この新撰組!にとって
初回、池田屋以来のわずか3度目の殺陣?
これで人斬り集団で大丈夫かと
思わないでもない内容だが、まぁ、いいか

とりあえずまとまった感想を最初に書いておくと
確かに色々面白かったし、すげぇ感動するところもあった
だけどなんかまとまりがない感じがした
どうしてかはわからん、好い話を詰めすぎたのかもしれん
通常の回だったら、前半部分で一回、後半部分で一回という
くらいの内容配分だったせいかもしれない
いつもだったら、というか
武田観柳斎殺しの時と同じパターンで、すぐ斬られて終わらず
そこから一悶着つけたから
ごたごた感がとかなんとか

で、前半、まずは薩長をこれでもかと悪く書く
今回の新撰組はステキ、ドラマにする以上
誰かを悪者にしてこそ、面白いという単純構図があるのは
仕方ないんだが、こんだけロコツに、判官贔屓というか
まぁ、そういうのは、あれですか
次回の義経にあやかろうとか思ってますか(ませんよ)

薩摩系にすっかり軽んじられる伊東先生
そして、その時の屈辱に涙を浮かべるあたり
ここの演技すげぇすげぇ、かっこいいなこの先生
そんでもって、その流れのまま
近藤邸でのお話
なんか、何時の間にあんなに脳味噌というか
口舌が逆転してたのか知らないが
香取近藤がぐっと、良さを増してる
演技如何はどうかとまだ、思うし、台詞の発声が
なんだか気になるところもおおいけど、座ってる時の貫禄が
ああ、なんか違ってきたな

そういう感じが出ております、今の近藤だったら
鴨と並べても、まぁ、W局長っぽいんじゃなかろうか
それにしても、伊東先生が改心というか
憑き物が落ちた感じが、すげぇすげぇ
この人の演技は深い

そして、帰り道で一喝するくだりも
確か本当だったと聞いたことがあるんだが
凄いな、かっこよかった、線も声も細いんだが
迫力があった、薩摩の時はどこか弱々しく聞こえるのに
その使い分けがすげぇな本当

そして、後半、いよいよ油小路の死闘
服部武雄がどんだけ強いかと密かに期待してたんだが
弱っ、一瞬だった気がするんだが本当・・・
個人的にフレームのすみとかで
ずっと戦い続けていたりとかしたら面白かったんだが

それよか、平助・・・・・
演技とかそういう問題じゃねぇよあれ、凄ぇ
顔芸というか、あの目の動き
先回の武蔵の時、あれを彼に多発してもらいたかったが
そうでもなく、今回、随所で平助がそれを発揮
いやぁああああ、本当、凄い凄い、かっこいいかっこいい
池田屋の時もそうだったけど
必死の形相と、通常の顔、驚いた顔
どれもこれも、まさにそれという顔をするから凄いな

迫真の死闘は、落ち武者みたいになっての
もの凄い形相、本当かっこよかった、まさに散華

ただ、ちょっと残念というか、おいおい
と思ったのは、序盤で斉藤に遊ばれ
後半、原田、永倉とやってて
誰にも彼にも、簡単にあしらわれて、ちょっと可哀想
あんなに実力差あっちゃいかんだろうと
思わないでもないが、まぁ、でも
新撰組で強いほうから数えた人々相手だからいいのか・・・

ともあれ、今回は
話がどうとかじゃなくて、演技が凄かったって
ちょっとそれは、大河としていかがなものかという
気がせんでもないが、それもこれも、新撰組ファンという
怖い人達が見てることを考えると仕方ないのか

池田屋以来のかっこよさ
やっぱ、殺陣があってこその新撰組だなと
思ったりそうでもなかったり

源さんが言った台詞は
あまりにも、次回を予感させすぎて
悲しいなぁ、来週も楽しみだなぁ