NHK木曜時代劇
柳生十兵衛七番勝負 島原の乱
今週もしかと見ました
というか、本当、みんな見たか?
まさか見てねぇなんてこたぁ無いよな?
こんな骨の太い時代劇、多分もう見られないぞ?
ものすごい鼻息で迫ってしまいそうなくらいステキすぎるのです
このドラマシリーズについては、殺陣がいい
殺陣を見ろ、あの殺陣がいいよねとあなたが言ったから
みたいな具合で紹介をしておりましたが
違うな、時代ドラマとしても秀逸だな
時代劇というではなく、なんというか
見たことも会ったこともないはずの
十兵衛達の生活風景というか、情勢がなんとなく理解できて
今回の一件が、どれほど古臭いことでありながら
時代に取り残された男たちの美学であったかと
せつせつ感じ入った次第であります
本来、こういうのは幕末とかのテーマになりがちだと
私の浅い経験では判断しがちでありましたが
三代家光の頃、そうか、関ケ原あるいは大坂に赴いたもののふの
最後を飾る年代でもあったのだと感じ入りましたです
大変ベタな話展開だと言われたらそれまでですが
そのベタなのを、物凄い濃い墨で
極太の筆を用いて、半紙に字を書くと
そういった具合で(意味がわかりません)
こ・れ・だ
といわぬばかりのすばらしいお話でありました
あらすじというほどでもありませんが
・十兵衛が侍を尋ねて畑を耕す爺さんに声をかける
・その爺さんが侍(ありがち)
・その爺さんの不名誉な死を迎えた息子と十兵衛そっくり
・十兵衛に1日息子を頼む
・しかしその父息子の暖かさは十兵衛も欲しかった
・最高に切ない親子の会話、侍の初陣の時の自慢とか
・父上とかよんじゃう、母上とかよんじゃう
もうここまででたまらん
このくだりを茶番ではなく、最高の演技で放映したところが凄い
役者が凄いんでしょう、村上先生がかすむほどでありました
さすがゴリさん、渋い、かっこよすぎる
その後は、いつものように又右エ門と悪巧み一家みたいな具合で
その悪巧みに結局ゴリさんが乗ってしまう
しまわざるをえないという事態になるのだが
もう、なんだ、ネタバレばっかりだけども
不名誉の死を遂げた息子の仇を討つため
その前夜のゴリさんの過ごしっぷり
そして、ゴリさん老夫婦のなれはて
ここが、おいらはその時代に住んでいないというのに
十兵衛達から見ても、古臭い、まさに時代遅れの男だと
またその家族だと思うすげぇ内容
そして、死に花を咲かす、死に場所を求める、武士の有り方
全てが凝縮されていたように思うのでありました
ここ凄い、何回見ても凄かった
剣術ではなく、戦場を駆け巡った武士の行き様であります
また、その妻であることとか潔さとか
泣いたわ、としがいも無く
ベタすぎて、また、時代ドラマとして
おおよそ聞かせてもらえる、ありがちなセリフ
「助太刀無用」「お見事」「御武運を」
こんなのを、わざとらしいではなく
その場で使うのが最も適当で、もっともすばらしいと
お手本のような内容で披露されたことに圧巻
すばらしいお話でありました
もっともゴリさん、流石に年齢からくるものもあるんでしょうから
殺陣は無理するなとか思ってましたが、それはそれで
凄い内容で合戦という形の殺陣を意識されていたのか
あの戦いも見物でありました、ただ槍先を持たれたところで
十兵衛ならすぐ決着できたのではないかと
ちょっと思いましたが、そこは葛藤があったのかとか
考えたりしたところ
槍尻で足を払うだとか、組み合いになったら蹴倒して間合いをはかるとか
戦場の殺陣がふんだんにあったところ
やはりすばらしい出来でありましたよ
仇役だったデビット伊東もなんか
久しぶりに見たけど、思った以上に似合うなぁと
演技も役柄もすばらしかったと思いつつ
又右エ門がどうして1000人の浪人を連れていかなかったか
そこは、又右エ門が武士としてゴリさんに惚れたからかなと
補完したりしてしまうところです
もう一揆が始まっていたから軍用金だけが必要だったのか
わかりませんが、ともかく
面白かった、秀逸です
柳生十兵衛七番勝負 島原の乱
今週もしかと見ました
というか、本当、みんな見たか?
まさか見てねぇなんてこたぁ無いよな?
こんな骨の太い時代劇、多分もう見られないぞ?
ものすごい鼻息で迫ってしまいそうなくらいステキすぎるのです
このドラマシリーズについては、殺陣がいい
殺陣を見ろ、あの殺陣がいいよねとあなたが言ったから
みたいな具合で紹介をしておりましたが
違うな、時代ドラマとしても秀逸だな
時代劇というではなく、なんというか
見たことも会ったこともないはずの
十兵衛達の生活風景というか、情勢がなんとなく理解できて
今回の一件が、どれほど古臭いことでありながら
時代に取り残された男たちの美学であったかと
せつせつ感じ入った次第であります
本来、こういうのは幕末とかのテーマになりがちだと
私の浅い経験では判断しがちでありましたが
三代家光の頃、そうか、関ケ原あるいは大坂に赴いたもののふの
最後を飾る年代でもあったのだと感じ入りましたです
大変ベタな話展開だと言われたらそれまでですが
そのベタなのを、物凄い濃い墨で
極太の筆を用いて、半紙に字を書くと
そういった具合で(意味がわかりません)
こ・れ・だ
といわぬばかりのすばらしいお話でありました
あらすじというほどでもありませんが
・十兵衛が侍を尋ねて畑を耕す爺さんに声をかける
・その爺さんが侍(ありがち)
・その爺さんの不名誉な死を迎えた息子と十兵衛そっくり
・十兵衛に1日息子を頼む
・しかしその父息子の暖かさは十兵衛も欲しかった
・最高に切ない親子の会話、侍の初陣の時の自慢とか
・父上とかよんじゃう、母上とかよんじゃう
もうここまででたまらん
このくだりを茶番ではなく、最高の演技で放映したところが凄い
役者が凄いんでしょう、村上先生がかすむほどでありました
さすがゴリさん、渋い、かっこよすぎる
その後は、いつものように又右エ門と悪巧み一家みたいな具合で
その悪巧みに結局ゴリさんが乗ってしまう
しまわざるをえないという事態になるのだが
もう、なんだ、ネタバレばっかりだけども
不名誉の死を遂げた息子の仇を討つため
その前夜のゴリさんの過ごしっぷり
そして、ゴリさん老夫婦のなれはて
ここが、おいらはその時代に住んでいないというのに
十兵衛達から見ても、古臭い、まさに時代遅れの男だと
またその家族だと思うすげぇ内容
そして、死に花を咲かす、死に場所を求める、武士の有り方
全てが凝縮されていたように思うのでありました
ここ凄い、何回見ても凄かった
剣術ではなく、戦場を駆け巡った武士の行き様であります
また、その妻であることとか潔さとか
泣いたわ、としがいも無く
ベタすぎて、また、時代ドラマとして
おおよそ聞かせてもらえる、ありがちなセリフ
「助太刀無用」「お見事」「御武運を」
こんなのを、わざとらしいではなく
その場で使うのが最も適当で、もっともすばらしいと
お手本のような内容で披露されたことに圧巻
すばらしいお話でありました
もっともゴリさん、流石に年齢からくるものもあるんでしょうから
殺陣は無理するなとか思ってましたが、それはそれで
凄い内容で合戦という形の殺陣を意識されていたのか
あの戦いも見物でありました、ただ槍先を持たれたところで
十兵衛ならすぐ決着できたのではないかと
ちょっと思いましたが、そこは葛藤があったのかとか
考えたりしたところ
槍尻で足を払うだとか、組み合いになったら蹴倒して間合いをはかるとか
戦場の殺陣がふんだんにあったところ
やはりすばらしい出来でありましたよ
仇役だったデビット伊東もなんか
久しぶりに見たけど、思った以上に似合うなぁと
演技も役柄もすばらしかったと思いつつ
又右エ門がどうして1000人の浪人を連れていかなかったか
そこは、又右エ門が武士としてゴリさんに惚れたからかなと
補完したりしてしまうところです
もう一揆が始まっていたから軍用金だけが必要だったのか
わかりませんが、ともかく
面白かった、秀逸です