CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

都会のミツバチ

2006-04-19 08:50:42 | 昆虫学
どうということでもない話題でありますが
久しぶりに昆虫関係を

仕事場の近くに畑がありまして
どうも収穫をしなかった、十字花科の野菜が
凄い勢いで抽苔したらしく、一面菜の花畑ぽくなっております

まぁ、綺麗ねぇなんて言いながら見てみると
案の定というか、まぁ、都会では
彼らも苦労しているのでありましょう
けっこうな数の飛ぶ虫がいくつか
じっくりと近づいて見て
ハナアブ関係が大量だなと
刺されないとわかった瞬間に捕まえてみようとか
奇怪な行動をしてしまったわけですが(注:仕事中)
そこに混じって
ラブリーな顔つきの同じようなカラーリングの虫が

ああ、ミツバチではないか
それも、日本ミツバチ、アピスヤポニカ(注:うろ覚えなので気にしないこと)

かわいらしい、ステキ、ステキだわ
興奮のあまりハナアブなんて三下は早々に捨てて
その一生懸命な働きっぷりを観察
改めて、昆虫による花粉媒介は重要なのだと
その動きから悟った次第であります

まぁ、ミツバチの何がラブリーかというと
ハナアブと比べたら一目瞭然
目の大きさと配置が抜群にかわいい顔つきになっております
なんだ、ハナアブは所詮アブなのであります
じっくりとみたら、ハエの親戚なのだ、かわいくない
毛が生えた顔も、ぺたぺた壁にひっつく口吻(口のことね)も、
対になった翅も、なにもかもがかわいくない
というかハエっぽい、嫌い(酷い)

ところが、ミツバチときたらどうだ
愛くるしい顔、明らかにアリに近い顔つき
顔の毛も首(注:胸部)の毛も
ふっさー、という具合で愛くるしいことこの上ない
圧倒的に、生物として、また、成形に格差がある
次元が違う、いやん、ステキミツバチ

そんな具合で、ほうほうとうなずきながら
一人で見ておったわけでありますが
あの首や顔に、ぺっとりというか
ふっさりと花粉をくっつけて、黄色くなってる姿のかわいらしさと
尻をふりふりしながら、頭だけ花の中につっこんで
懸命にミツを吸う愛くるしさは異常であります
まぁ、その愛くるしさとともに
花粉媒介をしているのだと思うと、彼ら、いやさ
彼女達は立派だなぁと思ったりなんだったり

しかし、日本種のミツバチということで
養蜂関係のではなく、自生している分だとなんとなく
推測できるのでありますが(西洋ミツバチが養蜂の主であります)
行動範囲がだいたい2km、遠くても3kmまでのはず
となると、この田舎臭さが残るとはいえ
鉄筋コンクリートに囲まれた街中で
いったいどこに巣食っているんだろうかと素朴な疑問であります

昔、名古屋城に上った時、天守近くの屋根に
凄い大量のミツバチがたかっており
間違いなく城に巣を作ってんだなと思ったのでありますが
この会社近くの奴も、お寺さんとか、お城とか
重要文化財めいたところに住んでいるんだろうかと
お城づとめ?とか
いらんこと考えたりしつつ

刺されない程度にめでているのでありました
しかし、本当、かわいらしさが異常だわ
アシナガバチもそろそろ見たいと思うのであります