CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

どろろ

2009-01-13 22:10:20 | ドラマ映画テレビ感想
先日テレビでやってるのをのんびり見ました
あの、手塚治虫先生の作品「どろろ」を無謀、いやさ、
果敢に映像化、しかも実写という大胆さ
そんな作品でありました

すげぇな、邦画

呆気にとられたというのが正しいのか
いや、よくよく考えてみると、どろろっぽいなぁ
特に柴咲コウなんて、まんま女だったけど
あの口調と様子については、どろろっぽかったなと
感心してしまったんだが
いかんせんなんだろうか、千代が朧やってた
甲賀忍法帳かなんかの映画版と同じく
色々間違ったCGへの頼り方が驚きすぎてなんともかんとも

識者によりますと、テレビ版ということで
あれこれとはしょられていたんだそうで
全貌は明かではないようですが、途中で
特撮怪獣みたいなのが出てきたり、なんか
漫画にしちゃぁ、無駄に色々かかってるなという具合が
一言で言うと酷い
だが、なんというか、力抜いて見ておくには
非常によい塩梅でありました

しかしキャストがなかなかステキで
今年と去年の大河主役二人を擁しておりまして
これで初めてというか、ああ、
尚五郎さんは情けない姿だけじゃないんだなと驚き
仇役というのか、いいポジションでの役柄なんだが
ああ、あんな感じのヤツだったよと
思い出させてくれるくらいの演技がステキ

また、その父親醍醐役に中井貴一を連れてくるとか
カンゴロンゴ以上に俳優を無駄遣いしている作りには
戦慄してしまいましたところ
中井貴一がまた、やけに上手いってのもよかった

話しについてはもうわけわかりませんでしたが
とりあえず、原作どおり、百鬼丸が体を取り返すため
妖怪魔物を叩き殺していくというもので、
見た中では、蛾のお化けの話しと、
多分、スッポンのバケモノの親戚じゃないかなってのと、
ばんどうだったかの、国境の板の話し
これらが主となっておりまして、あれこれ

そんなのはどうだっていい

ここで、なぜだかわからないが殺陣がワイヤーアクションという
なんとも、アンバランスというか、力の入れどころを
完全に間違えているところが見事
実際、これだけ見てると面白いのでありました
特に与六さんのアクションはステキで
かなりかっこよかったのであります
百鬼丸にしちゃぁ、すらっとした剣士すぎるなぁと思ったけど
かなりステキでありまして、こりゃいいなぁと感動したところで
中井貴一と戦い

そして視聴者として悟るのであります
ああ、中井貴一かっこよすぎるだろう

刀もった殺陣がうまいなぁというか
太刀が似合うんだなぁとほれぼれしてしまいました
それだけで見た甲斐があるかもしれない
百鬼丸との一騎打ちはなかなか見所たっぷりで
ステキな具合でした
ちょっと、唐突というか、いきなり戦い初めて
いきなり終わるみたいな酷い具合でしたがそれはそれ

結局、トータルで見るとなんというか
映画館で見たいとは全く思わないなと
残念なことになりますが
これは、ある種、暴走シリーズというか、
セガールとかバンダムとか
ああいうのに通ずる、らしさ、需要があるように思われたので
密かにメモっておくのでありました
なんだかんだ、楽しんだですしね
映画は楽しいのが一番です