フーテンのマハ 著:原田マハ
作家の原田マハさんのエッセー
作家になった時の話と、これまでの来し方、
その間、根っこにあったというフーテンとしての生きざまというのがメインで、
旅グルメ本のようなテイストではあるけど、そればかりではない
ある女性の日記めいた感じで、とても読みやすくてよいエッセーだった
興味深いエピソードも多くて、
前職で美術関係の仕事をしていたというのは、まぁ知っていたところだけど
40過ぎくらいで唐突に、それじゃねぇなと思って仕事をやめてしまって
どうしよっかなーと、なんとなく書き物しながら
旅をしていたら「カフー」に出会ったとか
まぁ出木杉だなと思うのだけども、本当にそうなんだろうとも思ったり
このあたりのてらいが、どちらともと、ならない絶妙なバランスがあって
すごくいいなと思って読んだのである
晴れ女の話やら、食べ物のあれこれやらも
普通のエピソードで、そこらにありそうな話なんだけど
それが、本当に等身大というか、生々しさとも異なる筆致で
とてもよかったのでありました
この絶妙な抜け方というか、抜いているという言い方は異なるな
楽しく、それだけではない、そのままだけど生々しくない
このたゆたいのある感じがいい文章だなと
しみじみ読んだのである
正直、最初のほうはエピソードが短すぎるのでもったいないと
さくさく読んでしまっていたのだが、だんだんと長いのになってきて
割と、エピソードがかぶっている話もあるんだけど
それぞれ違う魅力で読める文章になっていて
大したもんだと感心して読み終えたのでありました
食べて書いてと、そうやって生きている姿が
うらやましいなとも思うし、いいなと思うのである
作家の原田マハさんのエッセー
作家になった時の話と、これまでの来し方、
その間、根っこにあったというフーテンとしての生きざまというのがメインで、
旅グルメ本のようなテイストではあるけど、そればかりではない
ある女性の日記めいた感じで、とても読みやすくてよいエッセーだった
興味深いエピソードも多くて、
前職で美術関係の仕事をしていたというのは、まぁ知っていたところだけど
40過ぎくらいで唐突に、それじゃねぇなと思って仕事をやめてしまって
どうしよっかなーと、なんとなく書き物しながら
旅をしていたら「カフー」に出会ったとか
まぁ出木杉だなと思うのだけども、本当にそうなんだろうとも思ったり
このあたりのてらいが、どちらともと、ならない絶妙なバランスがあって
すごくいいなと思って読んだのである
晴れ女の話やら、食べ物のあれこれやらも
普通のエピソードで、そこらにありそうな話なんだけど
それが、本当に等身大というか、生々しさとも異なる筆致で
とてもよかったのでありました
この絶妙な抜け方というか、抜いているという言い方は異なるな
楽しく、それだけではない、そのままだけど生々しくない
このたゆたいのある感じがいい文章だなと
しみじみ読んだのである
正直、最初のほうはエピソードが短すぎるのでもったいないと
さくさく読んでしまっていたのだが、だんだんと長いのになってきて
割と、エピソードがかぶっている話もあるんだけど
それぞれ違う魅力で読める文章になっていて
大したもんだと感心して読み終えたのでありました
食べて書いてと、そうやって生きている姿が
うらやましいなとも思うし、いいなと思うのである
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます