CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

紅の豚

2010-07-13 22:57:53 | ドラマ映画テレビ感想
多分、前にも書いていると思われますが、
先々週くらいにやっていたのを、またまた観て、
あれこれと思ったのでメモっておきます

ジブリ映画の中では、異色と呼んでいいんじゃないか、
男臭くて、というか、おっさん人気が高いマンガ映画
紅の豚についてであります

今回も、みっちりテレビの前で正座する勢いで、
しっかりと見守っていたのでありますが、
観る度に新しい発見というか、楽しみが増えたりして、
本当、飽きのない、いい加減ビデヲかなんか買ったほうが
よくねぇかななんて思うほどの傑作であります

ただ、傑作だとずっと思ってて、ジブリものを上げろと
言われてしまうと、3つの内に必ず入れてしまうくらい、
好きで仕方なくて、そのせいか、知らない内に自分の中で、
随分と書き換えていたところもあったようでありました

興行的に失敗したという噂を聞いておりましたが、
今回観て、こりゃ失敗するよな、なんて思ってしまった次第、
目が肥えたといえるのかわかりませんが、
全編見終わって思ったところが、
「特になんもない話だな」
というところであります
テーマというか、そういうのはちゃんとあるんだけど、
他のいわゆる当たったものと決定的に違うのが、
何かしら、成長劇であったりという部分がなくて、
たんたんと、いいシーンをつなぎ合わせていって、
このうえなく道楽と楽しさだけを追求したんじゃないかという、
どうでもよい話だという部分でありました

大笑いするとかでもないし、感動するとかでもないし、
本当、凄く観ているとき楽しいし素晴らしいと思うんだが、
何かしら、その程度で終わらせている感みたいなのを
感じてしまうのでありました
まぁ、それくらいがちょうどよいのかもしれないと、
いちいちかっこいい台詞廻しとか聞いていると思わされるのでありますが
ポルコが語る、飛行機乗りの墓場のシーンとか、
最高にいいシーンだと思うんだけど、あれもまた、
寝付くまでのお伽噺であって、何か意味があったかというと、
別にない、でも、郷愁みたいなのがあるという
あの話自体が、紅の豚を体現してんじゃねぇかとか
また、くだらないことを考えさせられるのでありますが
ずっと思っていたよりも、何もない話だと
今回思ったのでありました

ただ、それでも大好きで仕方ないし
本当、勇気在るバカどもの話という部分が
最高に楽しくて
今回、初めて、ジーナの賭の結果について、
重要なシーンも観られたりしたので
当方、とても満足なのでありましたとさ

また、こういうタイプの映画を
観たい気がするなぁ