CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

【読書】ナゴヤドームで待ちあわせ

2016-12-28 15:07:36 | 読書感想文とか読み物レビウー
ナゴヤドームで待ちあわせ  作:太田 忠司ほか

ナゴヤドームというか、ドラゴンズに焦点をあてた
アンソロジー的な、短編集でした
私も、おおよそ名古屋で生まれ育った感じなので、
背番号3と言われたら、ああ、立浪ね
なんて言ってしまう(注:ドラキチでも言いません)
郭といえば、源治と答えるくらいの素養は持ち合わせていまして
書かれている内容も、なかなか楽しいと
結構幅広いドラゴンズ知識を求めてくる内容になっていて
なかなか楽しく読めたのでありました

まぁ、実際のところ、ほとんどドラファンではないのであるが、
名古屋で育つということは、ドラゴンズと育つことと同意なので
宗旨はおいておくとする
名古屋では阪神戦を見たい場合、中日阪神戦でしか見ることができないのだ
巨人阪神戦は、巨人を見たくないから見ないのだ

まったく関係ない自分語りを入れてしまいましたが、
ともかく、ドラゴンズを好きだ、あるいは
ドラゴンズに何かしら思いがあるという
いかにも名古屋人的なバックボーンを描いた作品集で
結構面白かったのであります

さまざまな角度から、ドラゴンズ好きであったり
生活というか、過ごす中にドラゴンズの陰があるという
なんともいえない現代小説っぷりが素敵で
個人的には、山本昌の引退にかこつけて
何もかもを先送りにしてしまうという話が
すごい好きというか、よくわかるなぁと
改めて思い知ったりした次第
題名がドームなのに、10.8の話が2編あったり、
昌の話があったりと、ほとんどナゴヤ球場の話じゃねぇかと
思わなくもなかったんだが
ほのぼの楽しく読めたのでありました

これを他府県というか、
ドラゴンズ地域でない人が読んで面白いかというと
絶対そんなことないだろうなと、
わかっているんだけども、この帰省の時期に読むと
個人的には、感動しきりであると
思ったりしたのでありまして
読み終えたメモを残しておくのでありました

落合は中日の人間ではないと
未だに思うんだなと、個人的感想を添えておく