CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

【ドラマ】レ・ミゼラブル

2020-05-12 21:31:19 | ドラマ映画テレビ感想
NHK海外ドラマ枠で放映されていました、
いやー、日曜日の夜にやる内容じゃねぇだろうと、
毎回、胸をかきむしりたくなるような
凄惨な事実が描かれていくドラマでありましたが、
もう、目が離せないというか、ひどい、つらい、面白い
とんでもなくすごい物語だったと
さすが世界的名作だと感動したのであります

恥ずかしいことに、原作をまったく読んだこともなければ、
ミュージカルや、映画なんかも見たことがなかったので
初見はなはだしいところだったけども、
どのキャラクタも濃いというか、
すごい生きざまだなと、時代のすさまじさとあいまった、
それでも生きていこうとする人々が
リアルなのかしらんが、克明に描かれていて
胸が張り裂けそうになる物語でありました

昨今の、割とゆるい物語に安心を得て過ごしていた身分としては
こういうのが、面白いと思っていても重たくて見られないと
敬遠しがちなそれだったわけでありまして、
だけど、やっぱり、こういう悲惨なことがあっても
生きていくんだという強い意志のようなものが見える物語は
どうやっても、極大の感動を呼ぶなと
改めて感謝というか、ドラマに賛辞を贈りたい気分になったのでありました

ジャンバルジャンの生きざま、ジャベール警部という男、
テナルディエという悪役、特にこの三つが印象に残ったのでありまして、
コゼットやファンテーヌなんかの生い立ちも気になりはするけども、
やっぱり、この男たちのそれぞれが、
なんとも人間ドラマが深くて面白かったのでありました

特に、テナルディエのくそ野郎っぷりがすさまじく
よくまぁ、こんなひどい人間がいたものだと
創作なのか、実際にいたのかわからんが
死んでしまえと思いたくなるようなキャラクタが見事で
それが最終的には、ささやかに報われたような
そんなものにも救いが必要なのかと
問いかけられたようでもあったりしつつ、
一つとしていいところのないやつも、神の許しをえたと見える最後は
結構衝撃でありました、
これが本当に「許す」というテーマの描くところなのかもしれん
そんなテーマ持ってねぇとか言われそうだけども

ジャンバルジャンもまた、許しを請うて、彼なりに努力をするが
その許しを許さないという形でジャベールが追いかけ、
そのジャベールもまた、己の信念に従って最後を迎えるというのが
いやー、深い、深すぎて怖い
いろいろ考えさせられすぎたのでありました

原作も読んでみたいかもと思ったりしたんだが、
この重さのものを映像以外で摂取するには
もう私は若くないとか感じてしまうくらい
濃厚で面白い物語だったので
若い人にはぜひ読んでもらいたいとか、読みもしないのにお勧めしたい
そう思わされた物語でありました

ドラマというよりも、レミゼラブルという物語そのものに
感動したというメモを残しておくのである
ドラマもすごかったんだけどな、
下水のシーンとか迫真すぎて、あれ本当に下水だったんじゃねぇかと思ってしまったくらいに


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