CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

【読書】伝わっているか?

2018-05-08 20:53:44 | 読書感想文とか読み物レビウー
伝わっているか?  著:小西 利行

コピーライターによる、伝えることにこだわった一冊でありました
謎のイルカが、伝えるということについて教えてくれる
そういう寸劇から学ぶというスタイルの本でありまして、
読んでいけば、コミュニケーション術というよりは、
仕事の仕方ともいえるような、
結局、物の考え方というのは抽象化するではないが、
大枠になっていくにつれ、
どれにでも汎用的に使えるものとなるのだなと
コミュニケーションとして考えるならこれ、というのを
示してくれた一冊のように感じるのでありました

なるほどなと読んで、実際に伝わったと
読んでいて自分で感じたりするのでありますが、
手垢がついたといっても差し支えない
基本の部分、限定したり、違いをはっきりさせたり、
情報を突き詰めたりといったことで、
伝えたいことが何かを明確にし、それを正しく伝えるため、
伝えるというよりは、そうして欲しいという願望をかなえるため
どうしたらいいかを考える訓練をしてくれる
そういった内容だったのであります

なぜなに分析的な話が、どうして役に立つかを
わかりやすいメソッドで見せてくれるので
やろうという気分にもなるし、
肩肘はらずに考えることができるなと感心できたり
楽しく読み終えたのでありました

結局のところ、わかった、という気分が味わえるのは
凡百の本と変わらないわけで、これによって
本当にやるかどうかが大事、だけどそれは
この本のせいではないというのは
いつもいつも、ずっとずっと、わかっているけども
越えられていない自分の問題なのでありますが、
今回のそれが、そうならないように
何かについて、考える癖をつけてみようと
真面目に考えたのでありましたとさ

相手の気持ちになるというのは
なかなか難しいことなんだけども、諦めずに
本当に考えて、独りよがりにならないようにするということの
大切さといえばいいか、その難しさというのが
わかったように思えただけで
よい本だったとしたいところであります

人と話をするのは本当に難しいなと
人間嫌いが加速しそうであるが、
がんばって生きようと思うのでありました
こんだけ考えないといけないと思うほど、面倒くさいと思ってしまうが
しないと、より面倒臭くなるんだな
人生というのはとかく厄介だと、改めて思い出したのでありました
なんだかな


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