CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

龍馬伝 攘夷決行

2010-05-09 22:27:57 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ龍馬伝
弥太郎がちっとも出てこないと
なんだか、物足りないという危ない病にかかりつつ
今週は、勤皇党が成れ果てていく様が見事でありました

ちゃんと追っているんだから
突然というわけでもないんだけども、
やはり、唐突に粛正が始まったみたいな印象となる
この事件、勝と一緒にいた以蔵がなかなか開花したというか
いいところでありましたけども
結局というのか、武市一家に戻ってのお家騒動
さらに、そのお家がいきなり瓦解していくという
この見事な崩落ぶり、平井といい、以蔵といい
どちらも、完全に時代から乗り遅れたというか
周りが見えていなかった、特に平井に関してはそうだなと
対比でもないが、海援隊(違う)にいった
元勤皇党のメンツの台詞が表していたように思います

生々しいといったらいいのかわからんが
武市が阿呆のように、自分が信じているところを話す様が
憐憫に溢れすぎてて直視できないほどでありました
すげぇ、根底で解ってると言っているような
また、言いながら、認めるときが来たことを、未だ否定してるような
凄まじく複雑な、救われない薄ら笑いを浮かべる
半平太の哀れが、もう、たまらんたまらん
龍馬が必死になればなるほど、その差は広がっていき
最期というでもないが、武市が
それを認めることが、自分自身全部を否定することになるという
あの結論

いたたまれなさすぎるだろう

正しいと思ってやっていたというのは
本当、残酷なことだなぁなんて思うんですが
まぁ、大人なんだから責任はとらないといけませんと
酷いことも思うのであります
さほど調子にのってたわけでもないしねぇ

しかし、慶喜がびっくりするほど小悪党に描かれていて
凄まじいものでありました、あの小躍りぶりは
歴代というか、見事な悪党ぶりで
今後が楽しみでしかたねぇじゃねぇかというところ
幕府も阿呆窮まったという具合が
じわじわ出てきてて面白いのでありました

右往左往が、各段階というかそれぞれの立場で描かれて
それでいながら、お国もとの土佐では
のほほんと女どもの会話というのがまた
いいなぁと思ったのであります
そこに関わるのか、来週弥太郎が帰ってきて
綺麗な嫁ちゃんとなんかあるようなので
楽しみなのであります

よきかなよきかな